我が家の玄関にある郵便受け。
なんか、閉まってる状態が、ユルユルになってしまったような・・・。
前は閉めるときに、もっと「カチン」と甲高い音を立ててキッチリ閉まっている感じがしたのに、なんか最近、弱々しい・・・。
ある日見ると、前後に2つある入出口のうちの片側が、開きっぱなしになっているではないか。
郵便屋さんが行ったあと、勝手に開いてしまったのか?
ごあいさつが遅れました。こんにちは、みどるさなぎです!
こういう都合の悪いことは、取り合えず気づかなかったことにして、問題を先送りに・・・。
ところが、ある風の強い日、風の力で勝手に開く瞬間をみてしまったのです。
これが台風だったりしたら、中の郵便物がビショビショに・・・・。
いよいよ、放置できない。修理を試みることにしました。
郵便受けの金具が壊れた
現実を直視し、とりあえず状態を確かめます。
かろうじて、閉まった状態を保ってはいるので、完全に壊れたわけではないはず。
金具部分を見てみることにしますす。
開け閉めする扉側にオスの金具があり、本体筒の方のメスの金具で受けて固定する仕組みになっています。
オスの金具は正常。
本体筒のメス金具側が、どうやら不自然な非対称になっています。
ちなみに、郵便受けは筒の前後に扉があって、道路側の扉から入れて、住宅側の扉から取り出せるようになっています。
別に、どっちから出し入れしてもいいのですが、一応、そういうコンセプトです。
調子が悪いのは道路側の方なので、もう片方の住宅側の方の金具を見てみます。
なるほど、こちらが正しい姿。
オス金具の膨らみを、メス金具で両側から挟み込んで固定する仕組みなのですね。
そのメス金具の両側の金属のうち、片側が折れてしまっているのが原因、とわかりました。
正常な方のメス金具は、下の写真の状態です。
長年の繰り返しの動きによって、金属疲労でポッキリいってしまったようです。
金具を交換する以外にはなさそうです。
ホームセンターで「ポストの金具」を探す
ひとまず、金具の写真を撮って、ホームセンターに同じのがないかを探しにいきます。
わからないので、「錠前」とか「蝶番」とかのコーナーとかから、さがしてみます。
しかし、こんなニッチな部品を、そんなにたくさんの種類は置いていません。
そうそう都合よく、所望の金具を入手できるわけもなく・・・・。
しかし、ホームセンターに出向いたことで、この種の金具の一般名称を知ることができました。
そもそも、なんていう呼び名の金具かさえも、わかってなかったのですね。
僕が探していた部品は、どうやら「ラッチ」とか「キャッチ」とかいう呼び名っぽい。
Googleでネット検索!
ホームセンターなどの店舗で見つからない以上、ネットで探し出して購入するしかない!
しかし、検索キーワードに何を記入しようか?と考えると、これがなかなか難しいものです。
このようなときに役立つのが、次の記事です・・・・。
【マイナーな部品でも大丈夫】グーグル検索キーワードの見つけ方
まず、部品が取り付けられている本体の名称からしてわからないので、それを調べるところからです。
「筒形ポスト」などのキーワードを入れて、結果オプションを「画像」にして検索。
我が家の郵便受けは「アメリカンポスト」と呼ばれるものであることを発見しました。
これと、先ほど、ホームセンターで知った、この金具の「キャッチ」という一般名称。
これらが、部品を探し出す際の、ネット検索の重要なキーワードです。
アメリカンポスト 金具 で、検索
有力なキーワードに行きついたので、ネット上に情報さえあれば、かなり近づけたはずです。
もし、アメリカンポストの金具が特殊なのであれば、直接みつかるでしょう。
一発で特定できないとしても、過去に同じ修理をした先達がいれば、なにか記事を残してくれているかも。
そして、記事を見つけました。
「アメリカンポストの留め具(キャッチ)が壊れてしまい・・・・」という記事。
しかも、ポストの形状や、金具の雰囲気も、我が家のものとかなり類似!
お。これはいけるのでは?
期待を込めて記事を読み進めます。
しかし・・・。
直そうとして見つけたけど、納期が遅くて購入を断念。、ゴムでとめた 以上!と。
おい!
ま、そんなもんです。
部品の情報が入ったブログ記事を見つける
ようやく、見つけました。
「アメリカンポストの留め金具」という、アメブロの記事です。
しかも写真みたら、ポストの感じも、金具の壊れ方も、ほぼ同じやないかいな!
「部品情報が載ってますように」と祈りながら、読み進めました。
やった!
その記事のなかに「スガツネ工業の埋込みラッチ 503円」という記述が!
もう、これに乗っかるしかないな、と思いました。
記事には「ねじ穴の感覚が29.5ミリを確認して購入」、とある
なるほど、こういうところをチェックして買うんだな。
交換用の郵便受け金具(埋込みラッチ)を買う
Googleで「スガツネ」「埋込みラッチ」「アメリカンポスト」の3つのキーワードを入力して検索します。
ここまでわかっていれば、Amazonなどの通販サイトで、これらのキーワードを直接入力するのもいいですね。
僕の場合は、Googleで検索しました。
そうしたところ、モノタロウか、Yahooか、楽天市場から買えることがわかりました。
あとで、この記事を書くためにもう一度検索したところ、Amazonでも入手できることがわかりましたが・・・。
あとは自分が一番買いやすいところ(アカウントを持っている、等)で買えばいいだけです。
僕は、モノタロウ、Yahoo、楽天のうち、唯一口座を持っている楽天にしました。
先ほどのアメブロ記事と同様に、きちんと、サイズなどの仕様も確認します。
壊れた金具と、大きさも、ねじ穴位置も同一だったので安心して購入します。
素材はジュラコン
ところで、上の写真をみると、もとの金属製ではなく、白い樹脂状の部品であることがわかります。
本当は、壊れたのと完全に同じ、金属のものが欲しかったのが、ヒットしたのは樹脂製のものばかりでした。
先ほどのアメブロの記事も、交換前のは金属製で、交換部品は樹脂製でしたね。
屋外で使うのに、樹脂はどうしても劣化する印象があったので、若干の不安はあります。
でも、金属でもポッキリ折れてしまったのが事実なので一緒か、と思い直しました。
あとでもう一度、みっちり調べると金属製のものも見つけられましたが、信じられないことに五千円近くしたので、「これはないな・・・」と。
ついに交換完了
そのまま、楽天でネット購入しました。
商品が宅急便のネコポスで到着し、開封すると、まさに注文した部品でした。
プラスドライバで、壊れた部品をとりはずします。
壊れたのはメス側だけでしたが、片や金属、片や樹脂だと、摩耗がアンバランスになってもいけないかと思い、大丈夫なほうのオス側も取り外しました。
購入した部品にも皿ネジがついていましたが、ネジは郵便受け本体の規格にあっていないと取り付けられません。
取り外したネジを大事に扱い、購入した部品をとりつけます。
ぽっきりいってしまってたのも、きっちりと、オスの膨らみ部を両側から支えられる形に戻りました。
アメリカンポストの修理完了!
きちんと安定して閉まらなくなってしまっていたアメリカンポストは、このようにして無事に修理完了しました。
修理自体は極めて簡単な作業なので、キーポイントは修理そのものではなく、いかにして部品を入手するか、です。
とくにネット検索のテクニックですね。
下の記事も参考にしてみてください。
では、またっ!