【自分を愛する】大事なのはわかっているけどできない!という人のための本

読んでみた

なんだか、いろんなことがうまくいかない。人間関係も仕事も恋愛も・・・

誰かが悪いんだ、と思いたいけど、そうではないことは本当はわかっている。いろんなことの原因は、おそらく自分自身。

よく読む自己啓発系の本や、悩み解消系のネット記事にも、「自分が変わるしかない」って。

わかってはいるけど、そんなに簡単に変えられるもんではないじゃない!

・・・・そういう悩みを持っている人はとても多いと思います。

みどる
みどる

ごあいさつが遅れました。こんにちは、みどるさなぎです!

50歳ぐらいになってくると、だんだん自分に対する諦めもでてくるものですが、それでも「俺ってダメだよなあ」と思うことはしばしばあります。

ましてや、10代、20代のころは、こんな自分ではなく、もっと別の人間に生まれ変わりたい、と思うこともよくありました。

みどる
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自分のことが嫌いだったりします。

自分のことを愛し、大切にすることはとても大事なんですけどね

今回は、「自分を愛する」その一点に集中して、徹底的に説いた本をご紹介します。

おすすめの本 『死ぬ気で自分を愛しなさい』(カマル・ラヴィカント)

ご紹介するのはこの本です。

死ぬ気で自分を愛しなさい
 著者 : カマル・ラヴィカント
 訳  : 野津智子
 河出書房新社

この本はこんな人におすすめ

  • 日々、何かとうまくいかないことが多い
  • 自分に自信が持てず、引っ込み思案になってしまう
  • 自己啓発本はよく読むが、実践できないことが多い
  • 一瞬ポジティブになってもすぐに後ろを向いてしまう
  • そんな自分が嫌

著者の「カマル・ラヴィカント」さん とは?

シリコンバレーでも活躍している起業家であり、投資家です。

ガツガツと本業に励むだけでなく、ダライ・ラマの僧院で瞑想したり、アメリカ陸軍歩兵師団に所属したり、900キロメートル近くにもおよびスペイン巡礼の旅をしたり、と変わった体験も数多くしています。

ブログやインスタグラム、ツイッターも運営しており、そこからの発信も数多くあるようです。

訳者の野津智子(のづ・ともこ)さん とは?

数多くの著名な書物を翻訳実績がある、翻訳家です。

みどる
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僕が約15年前に読んだことがある「仕事は楽しいかね?」という本も、この人の翻訳でした。(しらなかったけど)

全体としてはこんな本・・・「私はわたしを愛している」

ふつう、「死ぬ気で自分を愛しなさい」というタイトルの、これ系の自己啓発本ならば、自分を愛することがなぜ大事なのか、をできるだけ丁寧に解説していくものです。

ところがこの本では、そういうことを全くいっていいほどしていません。

自分を愛することがなぜ大事か、にはほとんど触れず、そもそも疑いをまったく抱いていません。

みどる
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訳者によるあとがきにもはっきりと、「・・・というような理屈にはほとんど触れることなく、カマルは自分を愛するための、ひいては人生を劇的に変えるための具体的な方法を教えてくれます。」とありますね。

自己啓発系の本の鉄板である、理論立てた導引、というものを全くしていない、不思議な本です。

「私はわたしを愛している」と、ひたすら自分に刷り込む、ということと、それをうまく継続させるためのやりかたに特化して、本が構成されています。

はじめから、自分を愛することの大切さを、体験やいろんな本ですでに十分わかっている人を対象にした実践本、といえるかもしれません。

尚、この本のつくりとしては、思想系のブログで世に広めていたものを、編纂して本にしたのかな?と思わせるような構造になっています。

みどる
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本の説明では、そうではなさそうな様子なのですが、構造的に見ると、多分そう・・・?

内容の一部を紹介(1) 『深い溝=思考の川』

「私はわたしを愛している」という、ただひとつの考えを持つのである。この考えを一心不乱に繰り返そう。

「死ぬ気で自分を愛しなさい」本文より

何度も何度も、ことさら一心不乱に--深く、心から--その考えを繰り返すと、やがて・・・思考の川ができる。そしてあなたを支配する。

「死ぬ気で自分を愛しなさい」本文より

自分を愛しているあなたを、真実のあなたにしよう。

「死ぬ気で自分を愛しなさい」本文より

あなたが自分をまるごと愛していると、人生もあなたを愛してくれるのである。

「死ぬ気で自分を愛しなさい」本文より

第1章では、「私はわたしを愛している」を執拗に繰り返しています。

みどる
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正確には、第1章だけでなく、第2章、第3章にいたるまで、一貫してそうなんですけどね・・・。

この言葉が、自分を苦しみから救い出し、支えるためにとても重要であるか、を力説しています。

しかし、先にも述べたように、なぜ重要かの根拠を理論立てて説明することはしていません。

ただ、シーンを変え、導入を変えつつも、このメインの言葉を、呪文のように繰り返し繰り返し登場させています。

それを読むことで刷り込まれ、自分の身に染み込んでくる、という効果が抜群に発揮されているように思えます。

みどる
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読み続けているうちに、言葉の怪しさや違和感を感じなくなるから不思議です。

言葉の力によって、自らを救う、という実践を、本を読んでいる人に対しても実現させているのだから、すごいですね。

内容の一部を紹介(2) 『まず最初に、自分を愛する』

ある人にこう言われた。「あなたはまず、ほかの人を愛するべきだ」と。失礼ながらそれは違う。
言うなれば、離陸前の機内安全ビデオでこう説明されるのと同じだ。緊急の場合に酸素マスクが降りてきたら、まず自分が着けて、それからほかの人を手伝ってください。

「死ぬ気で自分を愛しなさい」本文より

自分を愛することを大前提にし、疑いの余地を与えないこの本の中で、珍しく「何故?」に答える部分です。

しかし、この姿勢を示しているのはこの本の中ではごく一部であって、基本姿勢としてはやはり、「私はわたしを愛している」に対しては、議論の余地を挟ませない態度が徹底しています。

自分にコントロールできる範囲をはるかに超えた、論理的に説明できないものが、私の人生を変えた。

「死ぬ気で自分を愛しなさい」本文より

やはり、「何故?」に応えて論理的に説明することは、あっさりと放棄しているようです。

内容の一部を紹介(3) 『実践と持続』

ひとつは、<自分を愛することを、どうすれば日常のなかで簡単に実践できるか>。
もうひとつは、<自分を愛することを、どうすれば持続できるか>だ。

「死ぬ気で自分を愛しなさい」本文より

第2章は、「1.思考のループ 、2.瞑想 、3.鏡のワーク 、4.クエスチョン」という行動軸を示しながら、実践し、持続させる方法を具体的に説いています。

この章は、語弊を恐れずにいうと、宗教チックなノウハウ本、マニュアル本に似ている気がします。

そういったものに抵抗がある人は結構多いかもしれません(私もその一人です)。

ただ、自分を愛することを理屈ではわかっているけれども、なかなかそううまくいかない、すぐに途切れてしまう、という根本が
著者にも読者にも共通していることから考えると、このような具体的な行動のノウハウこそが、この本の要諦なのかもしれません。

内容の一部を紹介(4) 『闇と戦ってはいけない』

不安と戦っても、何の役にも立たない。余計に不安になるだけだ。
現実に存るものに、真実に、意識を集中しよう。
闇の中にいるときに、闇と戦ってはいけない。勝てっこないから。
それよりも、いちばん近くにあるスイッチを探して、明かりをつけよう。

「死ぬ気で自分を愛しなさい」本文より

不安は、適切に使われる場合は、頼りになる。・・・・けれどもそれ以外の場合には、不安は心を乗っ取ってしまう。
そして心と自分の思考が生み出したものなのか、本物の不安なのかの区別がつきにくくなる。

「死ぬ気で自分を愛しなさい」本文より

自分を愛する、という強い信念をもって、迷うことなくしっかりと立つ、という理想の形を体現した姿は、この本にはありません。

むしろ、一見、この信念をもってうまく実践できていたかと思えば、継続できず、不安と焦燥にすぐに舞い戻ってしまう、という、だれしもがたどりそうな経緯を作者自身のこととしてみせつけてきます。

私の心には抜群のユーモアのセンスでもあるのか、私はあくる日に元の自分に戻ってしまう。
自分に欠けているもののことばかり、私は考えてしまう。

「死ぬ気で自分を愛しなさい」本文より

第3章では、愛する女性に振られた作者が、自分を見失い、狼狽する様子が、延々と描写されています。

潰れそうになる自分に対して、「私はわたしを愛している」の実践によって立ち上がろうとします。

しかし、何度も何度もくじけて、「私はわたしを愛している」の強い効果が得られず、ナヨナヨ、フニャフニャと崩れてしまいます。

あまりに女々しくて、一般の小説のつもりで読み始めると耐えられたものではありません。

しかしあえてそういう姿をさらしだす中で、「私はわたしを愛している」の実践を具体的にみせつけてくれていることで、どんなに弱い自分も同じように救われる気がしてきます。

まとめ 「自分を愛する」が上手にできない人に共鳴し、導いてくれる本

「自分で自分を愛する」ことの重要性は十分にわかっているけど、それでもうまくできないという人は多いと思います。

こういう人が、同じ属性である作者の文章に触れながら、自分もその実践と継続をめざしてゆく、という使い方をする本だと思います。

作者自身が強いわけでも、教示するというわけでもなく、作者自身が苦悩したり、自らへ言い聞かせたりする姿に、この本では触れることができます。

そして、作者と心の動きを共にしながら、「私はわたしを愛している」と強く信じられるように自分をつくりあげてゆく。

そういうための本だと感じます。おすすめです。

では、またっ!

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