頭に血がのぼったら、完全に自制が効かくなっちゃう人っていますよね。
相手の状態や、場の雰囲気などはもう目に入らず、感情がおさえられずに、怒鳴り散らして・・・。
会社勤めだと、そんなのの部下になってしまう、という不幸な状況も起こります。
今回は、そんなモンスター上司の罵倒を受けるときの、自分の心の守り方のお話です。

ごあいさつが遅れました。こんにちは、みどるさなぎです!
この記事はこんな人におすすめです。
- 上司がとんでもないパワハラ・モラハラ
- 自分の感情のコントロールができない人間に使われている
- しょっちゅう呼び出されて、大声で怒鳴りちらされる
- 会議の場で皆の前で罵倒される
- モンスター上司と同じ空間に居るのが苦痛でしかたがない
こんな人にはおすすめしません。
- 本気になったらモンスター上司をやっつけることができる人
- 上司または会社とすでにバトル状態にある人
- 「罵倒されるぐらいなら帰ろ~」って言える人
- やられて続けて、すでに鬱状態になってしまった人
長く会社生活を送ってきた中で、僕も、数々の 酷いパワハラ を見て来ました。
上司が部下を長時間立たせて、ありとあらゆる罵詈雑言を浴びせかけるシーンなどなど。
それのために、メンタルをやられて休職してしまう人もたくさん・・・。
しかし一方で、なんとも感じてなさそうに、ひょうひょうと自分の仕事に戻っていける人もいます。
自分の心を壊されることなく、うまくやってゆくためのテクニックを紹介します。
モンスター上司による罵倒とは = 狂犬に吠えられるのと同じ

上司から罵倒されそうだな、と感じたら、一応、最初の数分だけ真面目に取り組みましょう。
自分に非があるのかどうかと、次からはこう!、というのだけ、さっさと見つけてしまいましょう。

できれば、上司のエキサイトレベルが初期の間(静かな間)に済ませてしまうのがいいですね。
そうやって要因分析を自分で片づけてしまえば、用事はもう終わり!
そのあと盛り上がってくる罵倒なんて、真面目に聞く意味は全くありません。
会話がなりたつならまだしも、こちらの言うことが相手の耳に入らない状態なら、何してもムダムダ。
罵声から心を守るコツ = 真正面から受け止めたらダメ
相手は自分の感情をまき散らしているだけ。何かの解決を求めている、と思わない方がいいです。

解決に協力してあげようにも余地がないのです。聞く値打ちがありません。

とはいっても、叫び声はどうしても耳に入ってくるし、完全に気をそらすのはなかなか難しいもの。
そういう場合は、罵倒の場ならではのポイントをうまく活用して、あえてそれに集中しましょう。
笑いのツボを見つける ← ヒステリーの現場はネタの宝庫
僕が目にした、職場でのパワハラの場面です。
複数の社員が、モンスター上司の前に立たされて、怒鳴られ続けています。
上司:お前らの報告は、なにをグダグダ言うてんのか、さっぱりわからんのじゃ!
部下:はい、先月と比べて成果が出てきていま・・・・
上司:うそばっかりぬかしやがって!なんも努力もしてへん、改善もしてへんのやろうがっ!?
部下:い、いえ。
上司:そんなら、なんぼがなんぼに減ったか、答えろっ!アホみたいな答えばっかりしとかんと!
部下:えーっと、先月が平均39.7kgで、今月が・・・・
上司:なんぼやいうとんねん!はよ答えろや!腐った頭でチンタラ考えとかんと!
部下:えっと、あの、39.4kgで・・・
上司:いっしょじゃーーーーっ!!!!
怒鳴られている社員には気の毒ですが、横で見てるとまるで、吉本新喜劇です。
よく見ると、一緒に立たされている同僚のうち、何名かは、そのおかしさに気づいて、笑いをこらえているようにも見えます。

我を忘れて怒鳴っている本人は、それがいかに滑稽かもわからないみたいです。
こういう、面白いネタを見つけられれば、苦痛な場も、まあ許せるかな、となります(?)。
ヒステリーの現場からは、ネタ探しをしましょう。

ネタ探しの方に気をそらすことで、罵倒を受ける苦痛がやわらぎますよ
間違い探しに集中する ← 頭に血がのぼった上司は支離滅裂

感情を発散することが目的になってしまっていますから、そこに論理はありません。
怒鳴り散らしている人の言葉を聞いていると、まったく理屈が通っていないことはしばしばです。

途中から言ってることが正反対になったり、最後は論点が全く別になってたり・・・。
上司:誰がAにするって勝手に決めたんじゃ!お前ら何の権限があるんじゃーー!
部下:前回の会議でそのように決まったとの認識でしたので・・・・
上司:そのときはAが良かったかもしれんけど、Bの可能性は考えへんかったんかって、さっきから聞いとるんじゃ!
部下:Bがダメなのはすでに報告済で、今回Aでもダメだった、という報告になっておりまして・・・。
上司:BがダメならAもダメに決まっとるやろがっ!お前らはホンマにアホかーーっ!
と、こんな感じです。
もう、何を言っているのかは、本人にも周りにも誰にもわかりません。
そのうちに、
上司:AとかBとか、そんなもんはどうでもええんじゃーっ!
となります。
こういった支離滅裂は、まともな日常生活ではあまり見られませんから、貴重です。
せっかく上司による罵倒の場に呼ばれたなら、こういったしょうもない論理崩壊をネタとして持ち帰りましょう。

上の例ほど極端でなくても、しっかり考えると論理崩壊していることは多々ありますね。
ただ、緻密に見つける作業は、モンスター上司の言葉(罵声)を、真剣に聞く、ということが必要になります。

真剣に聞く、は、けっこうメンタルにきついですから、ほどほどにしましょう。
顔を観察する ← 発狂レベルの怒り顔って滑稽です

我を失うレベルで怒ることって、普通の人にはあまりありません。
でも、モンスター上司と言われる種類の人々は、すぐにそのスイッチが入るようです。
そして、そういう類の人が怒っているときは、異常な顔に豹変しています。
しっかりと観察し、「ヒト」との違いを探して楽しみましょう。
いちばん基本は、顔の色です。
顔全体、特に耳まで真っ赤になる人は多いですが、顔の上半分だけ赤くて下半分は青い、という面白い顔になる人もいます。
観察対象が、まだら模様に変異するタイプの人だったら、面白さとしてはランクが上です。

時には、怒ると本当に髪の毛が逆立つ人もいます。四本足の動物顔負けです。
逆に、なりふり構わず怒ってるうちに、髪の毛を振り乱してくる人もいます。
上司が薄毛の人の場合、髪がグシャグシャに乱れ、落ち武者のようになっているのを見たら、笑いがこらえきれません。
こめかみの青スジも着目ポイントです。
青スジが出たり消えたりを繰り返し、その都度、微妙に形を変える姿も興味深いです。
そこに針をプスっと刺したら、どんな面白いことになるんだろう、とウズウズしますが、そこは我慢しましょう。
唇がこまめに痙攣している場合もあります。
こいつこのまま死ぬんちゃうやろか?と考えるだけで、楽しい気分になります。
そのほか、マンガの登場人物の徹夜明けのような血走った眼をしてたかと思えば、だんだんその眼が痛くなって涙ぐんできたり・・・。
鼻の穴が広がってるだけならまだしも、広がったり縮んだりを繰り返された日には、たまったもんじゃありません。
しぐさを詳細に観察する ← 相手も意外にいっぱいいっぱい?
机をバンバン叩きながら怒る人もいます。
よく見ると、手が真っ赤になってて、結構、痛そうだったりします。
さらによく見ていると、さっきまで手のひらで叩いていたのに、途中からさりげなく手をグーにしていたりします。
しばらくすると、叩く手が右手から左手に変わっていたりします。
モンスターもいろいろ大変そうです。

そうまでして叩くというのが、凡人にはわかりません・・・。
怒鳴り散らしているうちに、文字通りアツくなってしまって、汗だくになっている上司もいます。
ポケットのハンカチをまさぐって、持ってなかったことに気づいて、余計に機嫌悪くなる人もいます。

知らんがな、という感じです。

息継ぎもわすれて怒鳴りつづけて、息が切れてハアハア言っている人もいます。

顔を真っ赤にして、汗だくでハアハアって、まるでヘンタイです。
僕が見た一番面白かったのは、怒鳴るたびに立ち上がって、何回目かの座るときにコケかけた人。
こちらを笑い死にさせる気か、と思いました。
罵倒されるときに、絶対にいけないこと = 謙虚な心
最初にも書きましたが、相手が我を失っているときは、何もプラスになることはありません。
真面目に相手の罵声を受け入れて、その場において精神的に当事者になることは、絶対避けた方がいいです。

自分も含めたその空間を、引いたところから眺めて、ネタを楽しむ姿勢がいいです。
そして、なにより一番ダメなのが、謙虚になること です。
自分が悪い?とか考えて自信を失ってしまうと、罵声がダイレクトに心に入り込んで、一気に病んでしまいます。

それが数回でも繰り返されると、鬱への道、一直線です。
冷静な議論の場では、謙虚になることもいいことですが、罵声を浴びている場では、絶対に心を図太く持ちましょう。

もうひとつ、絶対にいけないこと
述べてきたように、大事なのは、気持ちをそらすことです。

テキトーな返事ができる程度には聞いておいていいとは思いますが、その程度。
気をそらすコツとしては、上に挙げたような面白いネタを探すことはとても有効です。
ただし、見つけてしまうと、もうどうしようもなく面白いです。
笑ってはいけない場であればあるほど、面白いです。
そこで、耐えられなくなって爆笑してしまうと、・・・・ 終わります。
まとめ パワハラ上司の罵倒から心を守るテクニック
モンスター上司の頭に血がのぼっているときは、何を言っても無駄で、意味がありません。
最低限の聞いている風の返事をして、その時間が過ぎるのを待つしかありません。

正面から真面目に受け止めてしまうと、心がもちません。
会社で、ましてや、ひどい上司のために心を病んでしまうなんて、もったいなさすぎます。
苦痛から逃れるテクニックをうまく活用して、心を逃がしてやり、健康を保ちましょう。
では、またっ!

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