本当に自分がやりたいことは何なのか、どうすれば自分の欲しいものを得られるのか・・・?
ずっと考え続け、もがいているうちに、『引き寄せの法則』なるものを紹介する本に出会った!!
実践してみると、なるほど、確かに引き寄せてきている実感がある!
これは答えを見つけた!そう思って舞い上がったのもつかの間、幸福感は一過性のもので、いつの間にかまたいつもの自分に戻って、悩んでいる・・・・。
そんな体験をした人は、僕だけではないと思います。
ごあいさつが遅れました。こんにちは、みどるさなぎです!
世の中に”引き寄せ系”の本は、あふれんばかりにありますが、それで悟りを拓いたように悩みから完全に解放されて幸福に生きている、という人があまり多いとは思えません。
どうして、それらの本はとても感銘深く、すべてがうまくいくための真理であるようにすら見えるのに、元の木阿弥に戻ってしまうのか?
今回紹介する本の中では、引き寄せの法則に出会った人が、いとも簡単にもとの状態(悩み深き状態)に戻ってしまうことを、皆によくある普通のこと、という前提に立っています。
そして、なぜそうなるのか、幸福になってゆく道のりとのギャップはどこにあるのか、を、物語に乗せた心地よい展開で、僕たちに示してくれます。
せっかくつかんだと思えた真理にあっさりと裏切られた気がして、しょげてしまっている人(僕もです・・・・)。
そういう人にぜひ読んで欲しい一冊です。
おすすめの本 『ふしぎな村の村長の教え』コルク(吉松誠)
ご紹介するのはこの本です。
ふしぎな村の村長の教え
~やりたいことが見つからず、悩んでいるあなたに読んでほしい!~
著者 : コルク(吉松誠)
電子書籍(Amazon Kindle版のみ)
表紙にある囲みの文言(紙の本における帯に相当?)がこの本のエッセンス
『引き寄せの法則 の本当の使い方』
『本当の自分の願望を見つけ、欲しい現実を作り出す方法』
この本はこんな人におすすめ
- 自分が本当にやりたいことが見つからず、ずっと探している
- 何度か、「これだ」と思えた瞬間があったが、その時だけのことだった
- 「引き寄せの法則」に出会い、感銘を受け、実践してみた。
- 基本的には「引き寄せの法則」は真理だと思っている
- ただ、最終の解にたどり着くには、何かが足りていないと思う
- もう少し!まだあきらめたくない
著者の「コルク(吉松誠)」さん とは?
IGNITION AGENT という会社の代表です。
経営者や管理職むけに、いかに部下にやる気を起こさせて職場の雰囲気を良くし、成果を上げるか、といったことのコーチングをする会社のようです。、
「人生の方向性を明確にして、やりたいことで食べていけるようにする!」独立支援コーチ。
吉松誠さんのプロフィールはこちら https://ignition-agent.com/member/
若い頃から人間関係に悩み、極度の人間嫌いになったり、パニック障害に陥ったりした経験をしてきたそうです。
大人に対する嫌悪感をバネに、色んな本を読み漁ったり、人の講演を聞きにいったり、時には直接会いに行ったりもして、自らを成長させ、やがてきちんと自立し、生きていくのが楽しくなったと思った矢先に、パニック障害を発症し、絶望に打ちひしがれます。
周りの助けを得ながら、次第に気持ちを落ち着け、同じパニック障害を持つ人を元気づけようと、「CORK」というブログを書き始めます。
この活動をきっかけに、サラリーマンをやめて独立し、「欲しい現実の作り方」を多くの人に伝える活動に打ち込んでいます。
全体としてはこんな本・・・悩める青年が村民たちと出会って、長年の迷いから脱する!
なかなか、自分の思い描いたような理想の人生が歩めないことに焦りや絶望をもった、32歳独身の主人公。
この主人公が、友達と登山をしていた最中、転落して気を失い、「ふしぎな村」に運び込まれた、という想定で始まる物語です。
宿を提供して世話をやいてくれる不思議な女性と、この村の村長、大学の先生や、町の大工など、さまざまな人と知り合い、交流し、話を聞きます。
村長の家に毎日通って受けた教えや、知り合ったたくさんの人からの学びを得て、やがて、自分がなぜうまくいかなかったのか?これからどう生きていくのか?の答えを見つけていきます。
テンポ感の良い、軽妙な展開で、楽しく物語を読み進めますよ!
内容の一部を紹介(1) 引き寄せで幸福感が得られたのは一瞬
「はい・・・。僕は幸せな人生を送りたい。楽しくいきたい。そう思い続けています。ですが・・・、何をやっても楽しめるのは一時期だけで、後は辛いことを我慢する毎日・・・」
「人生を良くする系。楽しくする系。という感じの本が好きでした。・・・『引き寄せの法則』というものに出会い・・・びっくりするくらい思ったことが叶っていき、とても楽しい毎日を送っていました。・・・ですが、ある時から魔法が解けたように・・・そして以前の僕に戻りました・・・。」
村長「今の君の話で大切な部分は『一時期は上手くいっていた』という所だ。それが上手くいかなくなった。そこには何らかの『違い』があるはずだ・・・・ではどういうことか?『引き寄せ』に関する君の認識が違っていた、ということだ。」
(第3章、第4章から)
物語では、主人公が、まさに今の僕たちと同じ挫折を味わい、絶望を感じています。
やっと出会えたと思っていた『引き寄せの法則』の真理にさえも裏切られたかのような・・・・。
それに対して、どういったボタンの掛け違いでそれが引き起こされたのか?を村長が説明し始めます。
そう、そこだよ、不思議でたまらなく、どうしても知りたいのは!
と、思わず身を乗り出しそうになります。
ふしぎな村の村長が、まるで僕らの悩みを見通して、本を通じて僕らに教えてくれているかのような気になってきます。
内容の一部を紹介(2) 正解・不正解の概念に縛られている
今までの人生で、気づかないうちに作り上げてきた制限・・・例えば・・・、そうだな・・・。『正解・不正解の世界』だ。・・・・『正解・不正解』とは『条件下の元に存在するもの』。だけど、『君の人生は?』と聞かれるとそこには条件がない。
なのに『どうするのが正解か?』を探している人がいかに多いか。ないものを見つけることはできない。これが人の悩みを迷宮入りさせて、その人を苦しめる原因になる。
(第5章から)
この本の中では、成功するかどうか(欲しい結果を手に入れるかどうか)でさえ、『正解・不正解』という概念とは切り離しています。
成功に向かうまでの過程としても、綿密な計画(行動の前から行う『正解探し』)ではなく、計画など大まかに決めてしまって、あとは即行動して改善してゆくだけ、としています。
行動の前から『正解探し』を始めると、結局どうしたらいいかわからなくなり行動ができなくなる。行動ができないと、当然、欲しい結果にはたどり着けない。
また、『正解』だと思って行動して、予定通りにいかなかったときには、「この計画はダメだった」、と判断しがちで、的確な改善の一歩が踏み出せなくなる。
これだと、メンタルがもたなくて当然ですね。
結局、「あいつバカだ」と言われるぐらい、単純に思いついて大雑把に計画して、即行動してしまうような人のほうが、いろんなものを得ているんですよね。
そう。しかも、そういう人は表情もあかるく、幸せそう・・・。
内容の一部を紹介(3) ポジティブを求めすぎるきらい
「常に自分に元気をくれるもの、自分が『ポジティブ』になれるものを探してきました」
「これは現代人の多くがハマっている『ポジティブ中毒』だ。ある時間はすごくポジティブになれるんだ。だが長くは続かない。またポジティブを欲しがる。これを永遠と繰り返している」
(第9章から)
物事にはかならず両面があって、対比をなしている、という一般論をベースに、『ネガティブ』と『ポジティブ』についても言及しています。
ネガティブだから、ポジティブを求めている・・・・・・『ポジティブ』を求めれば求めるほど『ネガティブ』がついて回ることになる
(第9章から)
結局、ポジティブ、ポジティブ・・・と言う人ほど、根はネガティブであったりします。
そして、ポジティブを強く欲するほど、また、それが一瞬得られて幸福感に包まれれば包まれるほど、ネガティブも強く到来するものです。
ではどうすればいいのか?
・・・・これは、安易に種明かしを試みずに、本に委ねましょう
うまく要約して、正しく伝えられる気がしないので・・・・。
まとめ おすすめの本「ふしぎな村の村長の教え」
「引き寄せの法則」を扱った本は、とてもたくさんありますが、『実践して一瞬うまくいってもそれが続かない』、ということをテーマに捉えた本は少ないと思います。
今回紹介したこの本は、まさに、そこを打開する、ということに正面から取り組み、分かりやすく示してくれています。
これまで散々やってみたけど続かなかった、という主人公の悩みに対して、村長さんをはじめとする村人たちが導いてくれます。
新しい気づきと、光明をあたえてくれる、とても価値のある本だと思います。
悩みから脱することができず、いつも「あと少し!あと少し!」ともがいて方にはぜひおすすめです。
では、またっ!
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