【探検】羽田空港第3ターミナルってこんなところ(旧国際線ターミナル)

日常のこと
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羽田空港の第3ターミナルって、あまり知られていませんよね?

少し前までは「国際線ターミナル」と呼んでいたらしいのですが、改称したとのこと。(でも、今もここから飛んでるのは国際線中心なんですよね)

珍しいので探検してみました。

ごあいさつが遅れました。こんにちは。みどるさなぎです!

首都圏の人で、わりとあちこち行く人ならば、羽田空港の第1ターミナルや第2ターミナルはとてもお馴染みのところ。

また、空港の雰囲気が好きで遊びに行く人や、景色を見に行くにも恰好の場所です。特に夜景は最高。
リンク:夜の羽田空港は美しすぎる

いつ行っても、イチャイチャしてる人たちを見かけますが、これも仕方ないですね。

でもその一方、第3ターミナル、となると、羽田から海外に出発したことのある人はめずらしく、用事でいくことはまずないところです。

さらに、ショッピングは?というと、やはり第2ターミナルの活気には遠く及びませんし、景色は?というと、空港に飛行機を見に行く、というイメージからするとかなり地味です。(あとで、通の見方を紹介しますけどね)

ということで、行ったことない方に「羽田空港第3ターミナルはこんなところ!」というご紹介をします。

羽田空港 第3ターミナルの全景

第1、第2が空港島の中心できらびやかに賑わっているのに対して、場所も離れているし、地味な感じです。航空写真で見ても、まさしく端っこの方に「ぽつんと」置かれた感じです。

でも、これ、調べてみると、第1ターミナルや第2ターミナルよりも、よっぽど由緒正しいところなんです。

羽田空港っていうのは、滑走路を増やしながら、沖へ沖へと拡大していく歴史の中で今の姿があるのです。その出だしが、この陸地に一番近い、今の第3ターミナルがあるエリア。

2010年に国際線ターミナルとして開業するまでは、「何や?このスぺース?」みたいな、荒れた感じの土地だったのですが、こここそが、羽田空港の原点だったのです。

下の写真は1970年頃の羽田空港です。

D滑走路(上の写真の一番右にある、上に伸びてるやつ)なんかはもちろんのこと、第1ターミナルも第2ターミナルもまったく姿はありません。

今の衛星写真から右半分、いや6割ぐらいをごそっと消して、左側だけを残すと、昔の形が再現します。

そうやってみると、結構、昔の形はそのまま残して、本当に、沖へ沖へと延ばしていった様子がよくわかりますね。

2本あるっぽい滑走路は、今のA滑走路とB滑走路かな?でも、ちょっと位置がずれてる気がしますね。特に、A滑走路(左上から右下に伸びてる方)は、昔の写真と重ねると、海の中に落ちちゃってる感じがしますね。

第3ターミナルへのアクセス

一応、このターミナルにも駅も駐車場もあるのですが、せっかく羽田に来たら第1か第2には行っておきたいところです。

僕も第2ターミナルで景色を見たり、食事をしたりした後で第3ターミナルに向かうことにしました。

空港島内には、第1~第3ターミナルを結ぶ周回バスが走っています。無料ですので、これに乗ることにしました。

僕が乗った時には、コロナの影響で第1第2ターミナルでさえも人気はまばらだったので、周回バスも混むことなく、割とすっと乗れました。

でも、繁忙期はかなり混むみたいで、飛行機の時間がせまっているような人はバスはお勧めではないみたいです。有料ですが、モノレールか京急で行ったほうがいい、と案内には書いてありました。

周回バスを降り立った入口がこちらです。

第3ターミナルの出発ロビー

中は立派な国際空港ばりに、カウンターはずらっと並んでいます。

しかし、今はコロナの真っ最中。国際線の大多数が欠航になっているので、人も少なくやはりガランとしています。

第3ターミナルの商業施設エリア

階上には、土産物店や飲食店が並んでいるのですが、多くが閉まっていたので、すごく充実した施設に仕上がっているのか、しょぼい施設なのか、今一つ感覚がつかめません。

写真を撮ろうと、被写体を探したけど、全部閉まってて、写すものがなかったよ。

ただ、国際線の玄関口であることを強く意識して、より日本らしい景色を再現しようとしたらしく、中心部には金閣をイメージしたのか(それともお神輿?)エキゾチックなモニュメントが配置されていたり、そのまわりは茶席っぽく傘と椅子が並べられていたりしています。

また、チェックインのフロアから展望デッキに向かう経路は、「日本橋」なる橋をわたって入っていくようになっており、「旅立ちは昔も今も日本橋」と書かれた札を見て通ります。

展望デッキ 楽しむコツ

展望デッキに出てみました。

第2ターミナルの展望デッキのように洗練された感じではなく、また高さもそれほどではないので、絶景、という点では第2ターミナルに負けます。

でも、その分、より間近で飛行機が見れるのと、遠くのほうに第1、第2ターミナルを眺めながら、それを横切ったり隠れたりしながら離発着をする飛行機が見れるのも、なかなか面白いものです。

下の写真は展望デッキから、下に停まっている飛行機と、遠くに見える第1第2ターミナルビル、新旧2本の管制塔が見られる様子です。

また、動画からの切り出しと拡大なので画像は粗いですが、飛行機が管制ビルの陰から出て来て飛び立ってゆく光景です。

いいカメラで粘ったら、すっごい素敵な絵面の写真がとれそうな予感。

夜に来てみるのもいいかもしれませんね。第1、第2ターミナルの明かりと、滑走路。そしてその後ろの町明かり。素敵なデートスポットになりそうな気配。

でも、今は駄目ですよ。人がいなさすぎて夜はきっと恐ろしすぎる。(そもそも、開いてないかも)

空に羽ばたく若者たちのレリーフ

さて、再び空港ビルの中に戻ったところで目にしたのが、自動販売機で絵馬を購入して自分の願い事を書いて壁にかける、という面白いコンセプトのエリア。

旅立ちの前に心のなかにある強い想いや願いを、めいめいに書いて、つるしてゆくのでしょう。

また、空にあこがれる人々のメッカともいえる場所らしく、「絶対パイロットになる」とか「キャビンアテンダントになれますように」とかいう、ピュアな若者の願いを記した札も多くみられました。

この場所でこころ躍らせた若者の夢がかなってゆくことを、僕も願わずにはいられませんでした。

国際線出発ゲート。ここから、人々の夢が広がってゆくんですね。

おまけ

このご時世、なかなか旅行には行きにくいものです。ましてや、このターミナルから飛び立つ国際線にはなかなか・・・。

そういうフラストレーションの気休めになるかならないかはわかりませんが、こういうのもあります。羽田空港限定の商品のお買い物ができるとか・・・・。

旅行に行った気分になる(かどうかわかりませんが)、というつもりで、いかがでしょう?

機内食なんかも売ってますよ!

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