読んでみた!「読書は「アウトプット」が99%」

読んでみた

読んでみた!

「読書は「アウトプット」が99%」
 著者 : 藤井孝一
 三笠書房 知的生きかた文庫

冒頭にあるように、本は読む(インプット)だけでなく「アウトプット」することで、もっと血なり肉となる、ということを一冊にわたって述べた本です。
実は、このように私が今、書評のような(読書感想文のような?)ものを書いて、ブログにアップしているのも、この本からの刺激をうけて実践してみよう、と思ったのが動機です。

◆第1章 もっと「本の話」を誰かとしよう

アウトプットには次の3つを挙げています。
① 「話す」
② 「書く」
③ 「行動する」
このことによって、本が、ただ読むだけよりももっと、「役立つもの」、「付加価値のあるもの」に変わる、と述べています。

正直なところ、私もこれまで、なにかを変えたい、とか、もっと前向きになりたい、とか、いろんな動機で多くの本を読んできましたが、
読んだときには「フムフムなるほど」と納得したり、刺激をうけたり、感動したりはするのですが、それで何かが変わるということを実感しておらず、
そのうちに本の中身は記憶からどんどん消えてゆく、ということの繰り返しです。(ひどい場合には、読んだことすら忘れて、同じ本を買ってきたり、借りてきたり)

本書では、そういうことは誰にでもよく起こる、そして、それはとてももったいないこと、としています。
そういった実態を踏まえたうえで、アウトプットをすることによって、記憶にも定着するし、行動にも反映される、ということが書かれています。

まず、「今日の出来事を話すように「本の話」をする」(人に伝えることで知識が知恵に変わる)、という提案からはじまります。
私自身は、今日あった出来事を誰かに報告する、という習慣そのものがないので、これはなかなか難しいのですが、
その次の「書く」から始めて(それがこの書評)、それによって記憶に定着すれば、次の「行動する」に結びつくのではないか、と考えました。
(その「書く」という行為そのものが、この本から私が受けた刺激によるレスポンスとしての「行動」であると信じながら・・・・。)

その他、本を要約するによって、日常行動において必要とされる要約力が鍛えられることや、全体を俯瞰する力がつく、ということも述べています。

◆第2章 「速読」よりも「乱読」せよ

この章では、本の読み方や選び方の提案がなされています。
速読か乱読か、最初から最後まですべてを読むべきかどうか、前から後ろに向かった読むべきか、自分に合わなければすぐに読むのをやめるべきかどうか、など著者の考えを述べています。
ここについては、私自身としては同意もする部分もあれば、同意できない部分もありました。
例えば、私自身が最近読んだ本の中でも、途中までうんざりしながら読んでいたものの、我慢して最後まで読んだら、後半が飛躍的に良いものであって満足した、という経験もありますし、
ゆっくり前から後ろに向かって読んではじめて、本の中身が体の中に入ってくる、というタイプの本(もしかしたら私自身の精神状態?)もあるからです。
しかし、著者のように、一日一冊以上を必ず読む、と決めていて、一冊にいかけられる時間が限られる(そのようにルール化している)というやり方の人にとっては重要なことなのだろうと思います。
本をどのように読むかは自分で決めればよいのだろう、と思います。

また、この章の中で、読書を「毎日のルーチン」に組み込め、とあるのは、いまさらのようではありますが刺激されました。
まず「3週間」続けて、次に3か月続いたら、もう習慣として染みつく、とあります。
なかなか、毎日、は難しいのですが(それをいうやつはダメと言われそうですが)、できる範囲でチビチビとはやりたいなと感じました(本書のいう、一番ダメなやつかもしれませんが)。

【第3章】 読書を最高の「自己投資」にする技術

この中に「『ワーク』をやらなければ本を理解できない」というのがあります。
啓蒙書、特に、海外のヒットセラーの翻訳本などに、この「ワーク」がついているものが多いのですが、私はこれが非常に苦手です。
何度かチャレンジしてみましたが、学校の嫌いな科目を無理やり宿題させられている、というか、会社で居残り残業で仕事させられているというか、そういう気分になり、本を楽しめないのです。
そして、楽しめないので身にも入って来にくい。なので、著者のいうことはわかりますが、ここは自分のやり方としては無理なのかな、と割り切っています。

この章の中には「本選びに役立つ「書評サイト」も記載されているので、参考にしたいと思います。
 ・ビジネスブックマラソン
   http://eliesbook.co.jp/review/
 ・マインドマップ的読書感想文
   http://smoothfoxxx.livedoor.biz/
 ・ビジネス選書&サマリー
   http://www.bbook.jp/today/
 ・404 Blog Not Found
   http://blog.livedoor.jp/dankogai/
 ・HONZ-ノンフィクションはこれを読め!
   http://honz.jp/
 ・松岡正剛の先夜千冊
   http://1000ya.isis.ne.jp/top

また、書評家を始めてみることや、読書会の主催、本の贈り物や著者に合うことなども提案しています。

◆第4章「お金を稼ぐ人」は、本をこう読む!

企業のトップや、年収の高い人や、一流の人が、いかに本から多くを得ているか、またどのような本が選ばれているかを述べています。
仕事と関係のない本が差を生むことや、なにも難しい本を読むことがよいこと、というのではなくて、場合によってはやさしい本を使ってまず全体像をつかみ(タカの目)
そのあとで必要に応じてより詳しい本を読む(アリの目)、というやり方も有効だと紹介しています。
私などは、有名な著書のマンガ版などを読むのは少し恥ずかしくてためらっていましたが、それが本を遠ざける一因となるのなら、そのような考えは捨てようという気になりました。
また、難しい本はいつか理解できるときがくる、ということもある、と触れており、萎縮することなくチャレンジすることもいいかな、と勇気づけられました。

そして、「かっこいいい本棚」をつくろう、という節があります。
本棚を見ればその人がわかる、とまさにそのとおりだと思います。
実は私も、つい最近、雑多にちらかっていた本棚を整理し、ちょっとやりかたを変えてみて、文庫本だけを独立させた本棚を新調しました。
そして、その棚の段ごとに、啓蒙書であったり、小説であったり、と分類して、本の整理と頭の整理を一度にやってしまおう、とのチャレンジをしたところです。
ただ、著者は冒頭から、本は買いまくり、読みまくれ、と鼓舞しており、そうなると本棚は本であふれかえることになるのですが、最近読んだ本の中に、「ガラクタ捨てれば自分が見える」というのがあり、
そこでは、1年触れなかったものは処分すべし、ということが書いてあります(最近はやりの断捨離やミニマリストの勧めの一種ですね)。
そこには、ワルモノの一つとして、本や雑誌の切り抜きなども含まれていて、ぎくっとしたところです。
その本の著述は、それはそれで「なるほどー!」と思うところがあり、実践すべし!という気にもなっているので、難しいところです。

◆第5章 私は。こんな本を読んできた

著者のおすすめの18冊の本を紹介しています。
この中には、あまり読書家ではない私でも名前をみたことのある本や、実際に何度も読み返した本もあります(たとえば、デール・カーネギー著の「人を動かす」)
また、まったく聞いたこともないが、なんか興味をそそられて、読んでみようかな?という気にさせられる紹介もあります。(たとえば、ちきりん著の「未来の働き方を考えよう」)

◆最後に

読書のすすめ、的な本は数多くあり、いままで、「読書しない人に読書を進める本を読ませようって、なんかの冗談か?」と思っていましたが、
今回は、「アウトプット」という新しい切り口だったので読んでみようという気になりました。
そして、実際、「書く」と「実践する」をやりはじめてみたのですから、なにか不思議な縁でよい本に出合えたのだろう、と思っています。
(正確にいうと、「書く」と「実践する」までまだ行っておらず、「書く」を「実践」しているだけですが)
今回、この本に出合えて、チャレンジしてみていることが、将来何かの役に立ってくるのかどうか、これからが楽しみです。

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