【簡単】子供が捕まえてきた魚をいれた60cm水槽 手抜きの水替え・フィルター掃除 1

日常のこと
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家のリビングにある60cm水槽。しばらく水替えもフィルターの掃除もしていなかったのですが、いよいよ心配になってきました。
先送りにしてきましたが、年貢の納め時と諦めて、ちゃちゃっとお手入れをしましょう!

ごあいさつが遅れました。こんにちは、みどるさなぎです!

もともとは息子が自分の小遣いで水槽やらフィルターやら照明やら砂利やらを買ってきて自分でセッティングしたものです。
知り合いの家にもらいにいったアカハライモリと、田んぼの用水路で捕まえてきたメダカ、ドジョウ、エビを育てていました。
その長男ももう大学生で、家を出たので、掃除をする人がいなくなって数か月。なにも手入れしないまま放置していたのです。

もうそろそろ、お手入れするしかないな

この記事はこんな人におすすめ
・水槽が初めてでお手入れをしたことがない人
・子供が始めた水槽を丸投げされちゃったお母さん
・めんどくさくて嫌だけど仕方なくお手入れ
・そんなに本気じゃないから魚の飼育本なんて持ってない

いくらフィルターに水を循環して浄化していても、ゴミはとれても、水質そのものは悪化してきます。
特に小さい水槽に多くの魚をいれている場合は要注意です。
エサの食べ残しや魚のフン、水草をいれている場合はその枯れた葉っぱなどが原因です。
アンモニア成分の増加、とか、もう水を変えるしか方法がない状況もあります。

今回は、水替えとフィルターの掃除をいっぺんにやってしまいます。
(専門の本には、「いっぺんにやったらダメ」とかいてありますが、無視っ!)

この記事では、水替えまでを記載します。フィルター交換はこちら。
【簡単】子供が捕まえてきた魚をいれた60cm水槽 手抜きの水替え・フィルター掃除 2

では、始めましょう!

水替えってどのぐらいの頻度で必要なの?

ネットや本で調べても、2~3週間に1回とか書いてありますよね。
そんなにできるかいっ!! って思います。

これ、基準ってないですよ。というかね、一概に言っちゃうほうが不思議。

水族館で大量に魚をいれている水槽なんかは、海の水をホースでくみ上げて浄化槽で浄化した再生水とまぜてジャージャー入れてるし、
熱帯魚屋さんはさすがに新しい水をジャージャーではないけど、店全体で水を循環させて、一つの水槽の水が古くならないようにしています。
つまり、そういうところでは、2~3週間に一度どころか、常に新しい水を注入し続けていますね。

その一方、普通の大きさの金魚鉢に1匹の金魚だけで飼ってるような場合には。2年とか水替えなしで、ドロドロの水の中でも普通に生きてたりもします。
(かわいそうだと思って水替えをしたとたんに死んでしまったり・・・。)

水のいたみ、そのものも、温度とか日当たりとかで全然違いますしね。

だから、魚の数を突っ込みすぎてるとか、水槽の大きさに対して魚が大きすぎるとかでさえなければ、そんなに神経質にならずに、数か月に1回でいいと思いますよ。

数を突っ込みすぎ、っていうのが、どのくらいのこと言ってるのかわからないわ

水族館とか、活気のある熱帯魚屋さんの売り場の水槽をイメージしているなら、それは明らかに入れすぎです。
あと、こじゃれたショッピングモールに飾ってあったりする、ディスプレイの水槽。
あれなんかは、業者さんがきて魚をバーっと放り込んで、何週間か経ったら別の魚に総入替したりするところもあります。
つまり、その何週間かだけ元気であればいい、という思想で、その水槽の中で長生きさせる、という思想そのものがありません。
店舗の営業時間が終わったあとの夜の間に、魚と水とをごっそり入れ替えたりしますので、あれは、その水の量で飼える魚の量の参考にはなりません。

家の中でもそういった商業施設や水族館レベルを楽しむ、という水槽なのであれば、本当に1週間に1度とかの水替えは必要になります。

でも、そんな本気の人は、この記事を見ながらなんてやってませんよね。そんな悠長なことやってたら、本気水槽はすでに全滅している・・・。

水替えなんて数か月に1回でいいよーっていうのが、僕の考え方ですが、但し、その場合、水槽のガラス面に緑のコケが付きやすくなるのは覚悟してくださいね。
たまに手とかブラシを突っ込んでガラス面の掃除をしてればいいですが、それもなし、水の入れ替えもなし、だと、どうしてもコケは生えやすくなりますからね。

窓に近い暖かい場所の水槽で、1年以上放置してしまったために、こんなになることもあります・・・・。

水をぬいていく

上の写真が水替え前です。フィルターの浄化機能が優秀なのか、濁り自体はそんなにありませんが、水が蒸発して減ったままになっているところで、いかに手入れをさぼっていたかがわかります。

これの水を抜いていきます。
まわりを水でビショビショにしてしまうのがいやなので、下準備として、新聞を広げておきます(ビニールとかラップとかでも可)。
そして、足元にバケツを置きます。(このあと、ポンプで吸い上げるのですが、高低差があったほうが抜きやすいです。

水槽にポンプをつっこみます。このポンプは、熱帯魚屋さんやホームセンターにも、水替用として数百円で売っています。
灯油用のポンプでもいいですが、灯油用のは吸入口のところが斜めにガバっと開口しているのに対し、魚の水替用のやつはちゃんと網目がついていて、魚や砂利を吸い込んでしまわないようになっています。
どのみち、一回灯油で使ったポンプなんて使える筈もなく、新調しないといけないものですから、ここは、水槽の水替え専用のものを買いましょう。

上の写真が、ポンプをつっこんだところです。
吸入口のところが直径3cmほどの円筒状になっていて、その入り口のところが網目になっています。

ポンプの握りのところ(写真の青いところ)をシュポシュポしましょう。
灯油のポンプと同じ仕組みで、一回水の流れができたら、あとはシュポシュポの手を止めても、排水し続けます。

最近の若い方々は、電動ポンプしか知らなかったり、もしかしたら灯油入れすらしたことないかもしれませんね。

さて、灯油ポンプに馴染みのあるかたが陥りやすい罠があります。
バケツに水が一杯になって、止めようと思った時に、大切なものがないっ!!!!
灯油ポンプは上部に空気注入用のキャップがあって、注入を止めたくなったらこれを回して空気をいれることで、止めることができます。
水槽の水替えポンプにはその機構がついていません。
なので、灯油用に慣れていればいるほど、「うわっ、これどうやって止めるの?!」ってパニックになっている間に、バケツから水があふれて大惨事に!!
・・・僕、経験者です(‘◇’)ゞ

ポンプのくみ上げを止めたいときには、吸入口を水から出すんだ!、とそれだけはくみ上げを始める前に頭に叩き込んでおいてくださいね。

水をくみ上げるときに一緒に底のゴミも吸い上げてしまいましょう!

水槽の底には、魚のフンやエサの残りが腐ったものや、ゴミや汚泥などいろいろ沈んでいます。
砂利を引いている場合には、そういったものは砂利の下に潜り込んでいて、表面的には見えにくくなっていますが、少しでも砂利を突くと、汚れがワーーっと舞い上がります。

せっかく排水するのですから、この底のゴミも少しは一緒に排出したいですよね。
ポンプが勢いよく水を吸い上げ始めるのを見計らって、給水口を底にくっつけましょう。水槽に砂利を敷いている場合は、給水口の平面で、砂利をポンポンポンっと叩きましょう。
そうすると、舞い上がりかけたゴミや汚泥がポンプに吸い込まれて、そのまま外のバケツまで排出されます。

このときに気を付けるのは、必ず、ポンプの水流が勢いに乗ってから、給水口をそこにつけること。
そうでないと、ポンプをプシュプシュしているときはうまく吸いあがらずに水が戻る(逆流する)ことがあり、底の汚れを刺激して水中にまき散らすことになるからです。
まして、まだ吸い込みの勢いがないときに底をポンポンポンっなんてしようものなら、大変なことになります。

我が家の水槽は、底にちいさな水草を植えてあって(名前は知らん。息子が植えた)、これを吸い込んだらいけないので、この「ポンポンポンっ」は、やりませんでしたよ。

さて、この排水、ただ水を排出するだけですが、絶対にやってはいけないことがあります。それは、
絶対に、1/3以上、水を抜いてはいけない
ということです。

せっかく、めんどくさいのを我慢して、一念発起して水替えしてるんだから、せめて水がきれいになるまでやりたいわ

そういう気持ちは、よくわかります。よーーくわかります。
でも、水替え前の水が汚れていたなら汚れていただけ、これを急激にきれいにするのは危険なのです。

汚れた水に慣れた魚を、急にきれいな水に住まわせようとすると、魚はすぐに死んでしまいます。

本当に死んでしまいます。

なので、水は少なくとも2/3は必ずそのまま残すようにして、排水できるのは最大でも1/3まで、としてください。
※ 水がとても汚れているときは、それよりもっと、交換する水の割合を減らしましょう。

水を補給

正しくは、あらかじめ水道水をバケツなどで汲み置いて、カルキを抜いておくことが推奨されています。

でも、60cm水槽の1/3もの水を入れる容器も、場所もないわ

はい、そうだと思います。
60cm水槽の1/3だと、大きめのバケツでも3杯分ぐらいあります。
普通の家庭にバケツ3つはありませんもんね。

しかも、2~3日放置しなきゃって困るよね。

お天気のいい夏の日だったら、半日たっぷり日にあてるとカルキも飛びますが、水温が下がるのに一日近くかかるから、結局その日の給水作業にはなりませんしね。

理想的と言えないのはわかっていますが、僕は水道水をそのまま使います。
ペットボトルにいれてジョボジョボジョボ、を10回ぐらい繰り返します。

水を全替えとかしてしまったらカルキの害とかも出るのかもしれませんが、1/3の水替えで魚を死なせてしまったことはないので、このぐらいならカルキの害も大丈夫ということだと思います。

さて、給水のときに重要なのは、水槽の水と、給水するペットボトルの水の温度を同じにすることです。
先ほど、魚は急激な水質の変化に弱いと書きましたが、水温の変化にもとても弱いのです。

指先でペットボトルの水と水槽の水を触ってみて、同じに感じられれば大丈夫と思います。
(わりと人間の指先の温度感知能力って高いみたい)

家の水道管事情にもよるとは思いますが、大体の場合、水道水の方が冷たいので、そういう場合は給湯器からのお湯と水を適度にまぜて水温調整をしてあげます。
これをするために、水道の蛇口からホースをひいてきてジャーーっ、というのはしないで、ペットボトルやバケツを一回介して給水するようにしましょう。

これで水替えは完了です。

フィルターの清掃

つづけて、フィルターの清掃をしていきます。

専門の本には、水替えとフィルター清掃は一緒にはやらないで、って書いてあります。

重い腰あげてここまでやったから、次に持ち越さずに今日で完了させたいっ!

ということで、神経質にならずに、同日にやってしまいます。
もともと、一緒にやるな、というのは、水質の急激な変化と、フィルターや水の中のバクテリア(浄化作用をつかさどる)の急激な減少を防ぐ、という意味合いです。
今回はフィルターを全替えはしないし、水も2/3を残しての交換なので、大丈夫と思います。

フィルターの交換については、次の記事でご紹介します。

【簡単】子供が捕まえてきた魚をいれた60cm水槽 手抜きの水替え・フィルター掃除 2

まとめ

大の魚好き、水槽好き、というわけでも、熱帯魚マニアというわけでもなく、「あー、水槽の手入れめんどくさいなあ」というぐらいの人(僕もです)の、手軽な水槽の手入れの手順を書きました。
超高級な魚や、繊細な魚を買っている人から見れば、あまりにザツかもしれませんが、お手軽に魚を育てている人には手入れもというところです。
今回は、水替えまでの記事です。
続けて、フィルターの掃除についても、よければ見てくださいね。

【簡単】子供が捕まえてきた魚をいれた60cm水槽 手抜きの水替え・フィルター掃除 2

では、またっ!


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