三重県松阪市にある「創鮮こしか」という創作料理屋さん。
にぎやかな店舗街ではなく、駅から離れた民家やスーパーが立ち並ぶ街中にさりげなくあるお店です。
わりと評判も良く、前から気になっていたので、行ってみました
お店の紹介と、感想の記事です。
ごあいさつが遅れました。こんにちは、みどるさなぎです!
今回はめずらしく、ちょっとはりこんで、贅沢な夜のひとときを過ごしてみたいと思います。
さっそく行ってみましょう。
お店の雰囲気は、落ち着いた和の空間
外観は周囲の街並みに溶け込み、民家をライトアップしたような印象です。
しかし、店の入り口に立つと、格式高い造りになっていて、中にいる料理職人さんのピリッとした空気が想像され、扉をあける心が湧きたちます。
引き戸を開けると、すぐに靴を脱ぐ広い玄関になっていて、その正面には衝立を隔てて、5席程度のカウンター席がこちらに背中を向けて並んでおり、その向こうは粋な職人さんたちが腕を振るう厨房になっています。
雰囲気や気持ちを損ねたくなかったので、写真を撮らなかったため、画像でご紹介できないのが残念です。
お店の雰囲気はこちら 「創鮮こしか」のホームページ
天然木をふんだんに使った、和の雰囲気のとても良い内装です。
カウンター席などは、高級な寿司屋の雰囲気を漂わせています。
ここに座ると、料理職人さんたちの仕事の様子を、その息づかいとともに臨場感をもって楽しみながら食事ができる、ということのようです。
玄関を入ってすぐ右側に折れると、奥には座敷席や半個室があります。
玄関入ってすぐ左側にも小さな個室があり、僕はそこを使わせていただきましたよ。
「こしか」のお料理 メニュー
なんといっても、お魚料理が一番の推しです。
焼き魚も煮つけも美味しそうですが、和の料理職人さんの一番の腕の見せ所を堪能しようと思ったら、やはり、お造りをいただきたいところです。
下の写真は、「創鮮こしか」のホームページの中の一枚です。
コース料理の中の一品としてお造りを堪能するのもよし、その日の単品メニューの中から好きなものを選んで注文するのもよし、です。
その日の単品メニューが手書きで用意されていて、僕はその中から、お店の人のおすすめを聞きながらいろいろ注文しましたよ。
お造りの他にも、煮魚、焼き魚、蒸し物、揚げ物も豊富に品ぞろえされています。
また、鮮魚を使った料理の他にも、地物の松阪牛や松阪豚、地鶏、牛刺など、お肉料理もいろいろあります。
お昼だけかもしれませんが、丼物のテイクアウトなどもやっているようですね。メニューにはパスタもありました。
でも、せっかくこの素敵なお店にきて、丼やパスタじゃないよな、と思います。
そこまでは贅沢できないけど、ちょっといいもの食べたいな、という場合は、お昼の和コース(2800円~5000円)がいいかもしれません。
尚、なにかの節目のときやお祝いの時には、9品(4400円)や10品(6600円~)からなる懐石コース料理や、鍋コース(あのりふぐ、天然くえ、地物あんこう)などもあります。
※ 事前に予約が必要
その他、お食い初めや結納、法事などにあわせた会食料理や、仕出し弁当、おせち料理など、幅広く対応してくれるようです。
さあ、お料理を堪能! 海鮮とお肉!
今夜は、はりこんで、贅沢に盛大に!ということで、お支払いのことは一旦忘れて、単品メニューから気に入ったものを気の向くままに注文することにしました。
まずはお造りです。
・本マグロの大トロ
・シマアジ
・ウニ
・ノドグロのあぶり
・あと何だったかな
もう、どれをとっても無茶苦茶うまいです。
臭みがなく旨味だけが凝縮したウニってなかなか食べれないし、これだけの量はなかなか手が出ない。
本マグロも関西ではスーパーとかにはなかなか出回らないし、あってもこんなに旨味だけの濃厚な味にはなっていない。
ノドグロも、それ自体が珍しいけど、これをこうも上手に炙りにするのは、さすがにプロの技です。
そのほかもどれも、この上なし、です。
ちなみに手前のは、つきだしででてきた、水菜となめこのおひたしです。・・・おいしい。
それから、カラスミ大根とカニみそもいただきました。
こんなに嫌味がなく美味しいカニみそ、ちょっと他にはないです。それをしかも、こんなにたっぷり頂けるなんて・・・。
カニつながりで、酢の物もいただきました。
カニのふくよかな旨味を最大限ひきだす、酢の調合には脱帽です。
あれこれと大御馳走をいただいておきながら言うのもなんですが、もうこの酢の物一鉢で、十分に満足なご馳走です。
松阪牛のしゃぶしゃぶもいただきました。
松阪で高級な食事をするなら、松阪牛はいっとかないと!というベタな考えですが、食べてみるとやっぱり超美味しい。
良質な脂が、しゃぶしゃぶにすることでさらったした舌ざわりと旨味になり、ほとんど火を通さない赤身のままならではのやわらかさ。これをさわやかさを含んだゴマダレにくぐらせて食べます。
松阪牛はいろんな食べ方あるものの、どうしても脂がしつこくなりがちですが、このしゃぶしゃぶはさすがで、松阪牛の王者の風格を引き出しています。
このほかにも、焼き魚や、酒の肴をいろいろといただきました。
どれもこれも、最高のお味でした。
全国の銘酒 豊富な品揃え
日本酒好きの人にはたまらないお店だと思います。
全国のおいしいと評判の地酒が、メニューにずらりと並んでいます。
三重のお酒ですと、而今(じこん)の純吟や大吟醸、作(ざく)などがあります。
三重の人でも滅多に飲むことのない、憧れの日本酒ですね。
メニューに「今月の日本酒」というのがあり、そこから選びますが、人気のお酒はどんどん売り切れてしまうみたいです。
僕は、田酒(でんしゅ)特別純米という、青森のお酒を飲んでみました。
どちらかというとさらっとしたお酒の印象です。
そのあと、酔っぱらって味がわからなくなる前に、大本命の、十四代(じゅうよんだい)純吟 龍の落とし子 という、山形のお酒をいっときました。
これはもう、フルーティというかなんというか、期待を上回る味でした。⇐ 語彙が乏しくてすみません。
でも、高かった・・・・。ま、一生一度?の経験として・・・ね。
お店の人が気さくで、とても親切な人ばかりなので、料理にあう、おすすめのお酒を聞いて試してみる、というのがいいかもしれませんね。
家へのお土産に牛肉しぐれ巻
留守番をさせた家族へのお土産(せめてものお詫び?)に、牛肉しぐれ巻を3人前、持ち帰り用に用意してもらいました。
さすが、魚だけでなくお肉の使い方も熟練している料理職人さんです。
お肉の旨味がにじみ出た、とてもジューシーなしぐれ巻で、バカにできない美味しさでした。
夜、家族でワイワイ言いながら食べて、喜ばれましたよ。少し多かった分は翌日のお昼のお弁当に入れて、2回分楽しみました。
存分に楽しんだお値段は?
うーーん、これは、やらかしました。
一人2万5千円をちょっと超えました。
まあ、本気の割烹で、あれだけ、食べたいものを全部、感情のままに注文して食べつくしましたから、当然ですね。
高級食材を全部頼んだ上に、一杯3000円もするお酒とかバンバン頼んだら、そりゃ当然です。
でも、大満足だったし・・・。そう何回もは無理でも、人生に数回なら、いいよね。
このような、ぶっ壊れたお食事をしなくても、常識的な注文で、5000円前後の懐石コース料理で、十分満足できるはずです。
僕も、なにかのお祝いの時とかに、家族を連れてくるときは、そのあたりで・・・・。
お昼のコースだと2800円からありますし、会食のお膳でもそのぐらいの金額から楽しめます。
「創鮮こしか」の場所 松阪駅からはちょっと距離あり
近鉄・JRの松阪駅の南口(JR側)を出て、あとはえんえん、道なりに歩きづづけると、「創鮮こしか」はあります。
途中、大きな通りを横切って不安になりますが、左側にお店をみつけるまで、ひたすら歩き続けましょう。
歩きだと大人の足で25分ぐらいかかってしまうので、歩くのが嫌な人は、松阪駅南口からタクシーに乗りましょう。
1.8kmなので、ワンメーターかな・・・?
「こしか」の定休日・営業時間
ランチの営業時間は、11:30~14:00(入店は13:00まで)
夜の営業は、17:30~22:00(ラストオーダー21:00)
夜が早い松阪にしては遅くまでやっている方です。
松阪で一番有名な、松阪牛のすき焼きのお店なんかは19時閉店ですからね・・・・。
定休日は日曜日と第2月曜日、とのことです。
まとめ 松阪の創作料理屋「創鮮こしか」
ぱーっと贅沢をしましたが、期待と値段にこたえてくれる、とても素敵な、美味しいお店でした。
お店の大将も店員さんも、とても感じがよくて親切で、お店の雰囲気とも合わせて、とてもいい時間を過ごすことができました。
そして、お料理の素材も最高だし、料理職人さんの腕もとてもいいのだと思います。
それぞれの食材の最高の状態で、一番おいしい料理法で提供されているのでしょう。
こんな贅沢、そうそうできるものではありませんが、もう少し常識的に、昼や夜のコース料理でも、またぜひ来たいと思います。
次回はちゃんと家族を連れてこなければ・・・・。
では、またっ!
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