【我が家に蜂の大群!】自分で蜂の巣を駆除する方法と注意点

日常のこと
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なんだか最近、蜂が飛び回るのを良く見るなあ・・・

そう思っていたある日、ついに、我が家の庭に蜂の巣を発見!

見なかったことにしたいけれど、そうはいきません。

みどる
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ごあいさつが遅れました。こんにちは、みどるさなぎです!

季節によっては、駆除せずに放置でも構わない場合もあります。

晩秋にかかると、蜂の活性も下がり、攻撃的ではなくなります。

その年に生まれた女王バチ以外は越冬しないので、寿命が尽きるのをただ待っているだけだからです。

一方、春から夏にかけては、蜂は巣を拡大して活動を高める季節であり、外部に対しても攻撃的です。

このため、この時期にヒトと行動範囲が共通するエリアにできた巣は、撤去せざるを得ません。

関連記事:【突然の大群】我が家に蜂がギッシリ!!原因は?どう対処する?

ここからは、素人が業者に頼まずに自分で蜂の巣を撤去する際の、やり方と注意点について紹介します。

みどる
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この記事ではミツバチではなく、特に、スズメバチとアシナガバチにフォーカスして記載します。

素人が蜂の巣を駆除できる条件

飛び回っている蜂を捕獲して、数を減らす方法はあります。

蜂が好きな蜜で誘因して、器の中に誘いこみ、出れなくしてしまう方法です。

大量に捕獲されたスズメバチ

これで、安全性を幾分高めることはできますが、巣を作られてしまった以上は、しょせん、一匹一匹捕獲したところで、巣を殲滅させないことにはラチがあきません

蜂の活動が活発な時期であれば、巣が拡大して蜂の数が増えるスピードの方が勝ってしまいます。

殺虫剤で一気に蜂を全滅させて、巣を撤去してしまうしかありません。

巣の大きさによっては素人の手には負えない

巣が小さい間に処置するのが、安全上最適なのはいうまでもありません。

蜂は越冬から覚めた女王バチが、一匹で巣をつくり始めます。

この時期は女王バチの攻撃性も低く、働きバチもまだ生まれていないので、容易に駆除できます。

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蜂専用ではないそこらへんにある殺虫剤でもなんとかなるぐらいです(おすすめはしないけど)

女王バチは、幼虫をそだてる個室を一つ作るごとに卵を産みつけながら、巣を大きくしていきます。

この段階で駆除できれば危険性も少なくてすみますが、放っておくと、最初に産みつけられた卵から働きバチが成虫化し、多数の蜂を相手に駆除作業をしなければならなくなります

そして、蜂の巣はどんどんと大きくなってしまいます。

自分で駆除することができるのは、巣の大きさがせいぜい握りこぶしサイズまでです。

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一回の噴射で、巣が高密度の殺虫ガスに包み込まれるぐらいでないとダメです。

殺虫剤の最初の一吹きで、全ての蜂の動きを封じこめてしまわないと、逃れた蜂に襲われて負傷する可能性が高くなります。

それができる大きさが、素人が自分で処理できる蜂の巣の限界、ということになります。

巣がそれ以上大きい場合は、専門の業者さんを呼んだほうが無難です。

巣が駆除しにくい場所にあるときも、自分での駆除はあきらめましょう。

駆除するに先立って、必ず避難経路を確保しておくことが重要です。

いつでも走って逃げられるように、準備しておくことが必要です。

脚立の上に載って作業などしていると、襲われた時に逃げられず、大変なことになってしまいます。

作業が不安定な足場になってしまう場合や、殺虫剤が届きにくい位置にあるとき時には、無理をせずにあきらめて業者さんに頼むようにしましょう。

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命あっての物種です。

蜂の駆除に準備するもの

何にでも使えるのがウリの殺虫剤ではなく、必ず蜂専用のジェット噴射タイプのものを用意しましょう。

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ケチってはいけません。命がけの勝負ですから!


「12m噴射」とか書いてあるので、「そんなに遠くないからもっと安いのでいいや」とか思いがちですが、ダメです。

たとえ1.5mの至近距離から噴射するのであっても、殺虫ガスを拡散噴霧するよりも、猛烈なジェットで巣に浴びせかけるほうが、断然安全です。

すでに買い置きのものを使う場合には、たっぷりと残っていることを必ず確認してください。

ケチって「まだ入ってるな。足りるやろ。これでいいや」と楽観的に判断するのは絶対ダメです。

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駆除はやりはじめたら必ず一気にやりとげないといけません。途中で殺虫剤が切れたら、自分の命が危険にさらされます。

蜂の駆除のときの服装

もちろん、蜂用の防護服なんかがあればいいですが、普通はそんなものは家にはありません。

養蜂家か駆除業者にでもなろうというのでなければ、なかなか買う気にはなれませんよね。

防護服を着ずに、普通の服装で作業をおこなう場合でも、必ず長袖、長ズボンを着るようにしましょう。

また、蜂が刺して来ても皮膚まで届かないような分厚い服が理想的です。

色は、黒い服はダメです。蜂は黒いものに襲い掛かる修正があるからです。

天敵の熊から巣を守るための本能、ともいわれていますね。

頭を守ることも大事ですので、白っぽい帽子をかぶるようにしましょう。

そして、できれば首や顔を白いタオルなどで覆うようにして、できる限り肌の露出がないようにしましょう。

あと、忘れがちですが、サンダルなどではなく、必ず靴をはくようにしましょう。

万一、蜂の逆襲を受けそうになったときに、最速で逃げられるようにするためです。。

蜂の巣・大群に近づく

まず、もっとも大切なのは、状況の把握です。

きっちりとまわりをよく見てください。

蜂が大群や巣から離れて、広い範囲で飛び回っているときはダメです。

駆除が可能なのは、攻撃対象の群れや巣に属する蜂が、すべて自分の前方にいるときだけです。

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外を飛び回っている蜂が、巣が攻撃をうけているのを見つけて、襲撃してきます。

蜂が空中で活動している範囲に自分が入ってしまっている状態では、巣に攻撃をくわえてはいけません。

側面や背後をとられる状態ではなく、かならず、自分が今から向ける蜂ジェットの噴霧範囲に、すべての蜂がふくまれていること。

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巣のまわりをブンブン飛び回っていなくて、巣にとまってもぞもぞしているぐらいのときを狙う、ということです。

蜂の活動時間は日中ですから、日没後の真っ暗になる直前ぐらいが狙い目です。

状況が把握できたら、殺虫剤を手に、蜂の巣(または蜂の大群)に近づきます。

巣に近づくときはできるだけゆっくり、が鉄則です。

蜂は、激しい動きをしているものには攻撃してくる習性があります。

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駆除の前は、離れている間も、大声や、身振り手振りはダメです。

近距離をどこまで詰めるかは、状況判断が必要です。

相手がアシナガバチであって、直径10cmぐらいの巣で、蜂が巣にとまっているものだけ、という場合は、1mぐらいまで近づいてもいいかもしれません。

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その場合も、ゆっくり近づいて、蜂が警戒を始めていないことを確認しながら、距離をきめてくださいね。

壁面などにへばりついている場合は、範囲が広く、反撃できる蜂の数もたくさんであることが多いので、距離はもっと離れておかないと危険です。

巣の場合と違って、陰になりにくいので、多少、噴霧の密度が下がっても、蜂への効果は維持できます。

スプレーの噴出の特徴を事前に確認して、一回の噴射で攻撃できる範囲を把握した上で、距離を決めましょう。

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近づけば近づくほど危険は増しますが、成功率は高まるので、難しいところですね。

殺虫剤を噴霧 チャンスは一回!

攻撃を始める方向をよく考え、立ち位置を決めます。

アシナガバチの巣は特徴的で、シャワーヘッドのような形をしていて、幼虫を育てる6角形に仕切られた部屋が外から確認できます。

部屋の開口は一方向に向いています。

アシナガバチの巣

開口している面に蜂が多くいることが多いので、その方向から噴霧するのがいいと思います。

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風がある日は、風上から噴霧するのが条件になります。

スズメバチの場合、巣は球体型で下部に出入り口があるのが特徴です。

スズメバチの巣

成虫は巣の外側にも多くとまっているので、まずはそれらの動きを封じるのが必要ですが、穴の中が無傷だと、あとからあとから蜂がでてきてしまいます。

穴の位置と方向をよく観察しておいて、噴霧時には穴の中(巣の中)にも殺虫ガスが入るように、位置決めをしましょう。

スズメバチの巣の穴

立ち位置と攻撃目標とを決めたら、最後にもう一度、周囲を蜂が飛んでいないか、と、万一の際の退路を確認します。

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逃げようとする方向から、タイミング悪く車が走ってきてたりしたら、終わりですからね。

そして、確認ができれば、覚悟をきめて一気に噴射して、蜂を殲滅させます

チャンスは一回です

噴霧開始から1秒以内に、飛行可能な蜂の動きを殺虫剤で封じてしまわなければ、蜂の反撃を食らうことになります。

恐さにひるんで中途半端な攻撃にならないよう、覚悟を決めて一気にやっつけてしまいましょう。

蜂が反撃してこなかったことを確認できれば、角度を変えたり、巣の穴、個室などを意識しながら、念入りに噴霧を続けましょう。

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噴霧したスプレーが巣からボタボタとしたたり落ちるぐらいまで、念入りにやります。

これで、その日の作業は終わりです。

出かけていた蜂がいて、戻ってきて巣が攻撃されたことを知って怒り狂う、ということもありますから、油断せず撤退してください。

蜂の巣の撤去

巣を攻撃したその日は、外から帰ってきた蜂に襲われる危険をさけるため、作業はそこまでにしておきます。

あくる日、巣の周りに蜂が飛んでいないこと、巣に生き残りの蜂がいないことをしっかり確認したら、巣を撤去します。

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放っておいても、そこに再び巣として使われることはないのですが、念のため撤去します。

長い棒で突いてみて、なんの反応もないことを確認した上で、叩き落すなり、支柱となっている木の枝を切るなりして、撤去してください。

撤去した蜂の巣は、ゴミ袋にいれて一般ゴミに出すことになりますが、その前に、かならず踏み潰すことを忘れないようにしてください。

巣の中には、幼虫やサナギが生きていることが多く、これらがゴミ袋の中などでかえって、成虫になってしまうと面倒なことになるからです。

スズメバチの幼虫とサナギ

蜂の巣は、絶対に駆除しないとダメ?

スズメバチは、きわめて獰猛で、しかも刺された場合、毒性がとても強く、ヘタをするとアナフィラキシーショックで命を失う危険もあります。

なので、スズメバチの巣を見つけてしまった場合は、撤去以外の選択肢はないでしょう。

アシナガバチは、比較的温厚な性格で、こちらから攻撃をしかけない限りは襲ってはこない、ということです。

しかし、うっかりと巣の近くに手をのばしてしまったり、大声や身振りで刺激を与えてしまい、攻撃本能にスイッチを入れてしまうことはあります。

しかも、刺された時の毒性はやはり強く、痛みはスズメバチのときより強い、ともいわれています。

一方で、アシナガバチは、毛虫や青虫など、農家や園芸家の大敵を捕獲してくれる益虫である、という考え方もあります。

十分に距離が保てて、お互いの領分を侵す危険がなければ、わざわざ殺生をする必要はありませんが、恐さを感じることがあるような距離なのであれば、やはり駆除はしかたないかと思います。

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自宅の庭や建物に巣をつくってしまった場合などは、どうしても駆除せざるを得ない、というふうに思います。

次の記事も、参考にしてみてください。

関連記事:【突然の大群】我が家に蜂がギッシリ!!原因は?どう対処する?

まとめ 素人が自分で蜂の巣を除去

素人である僕たちが、自分で蜂の巣を駆除するときの、手順や注意点を解説しました。

もともと山だったところに作られた住宅地や、周りが自然豊かな場所では、スズメバチやアシナガバチはよく巣を作ります。

しかし、見慣れたとしても、スズメバチもアシナガバチも、強い毒をもつ危険な虫であることはかわりありません。

くれぐれも、蜂の攻撃にあってひどいことにならないよう、十分に注意してくださいね。

無理をせず、手に余る場合は専門の業者さんに依頼することも躊躇わないでください。

24時間、WEBや電話で受け付けてくれる、全国対応の大手業者さんもいます。

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見積だけなら無料、という業者さんもあるので、まずは調べて、リスクと比較してから決めましょう!

では、またっ!

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