空港って実に心が躍ります。この歳になって感性が鈍くなり、心ウキウキや感動がすっかり遠のいてしまっている自分には、本当に不思議なぐらいです。
広大な地面と広い空のせいでしょうか?整備されたフラットな空間に醸し出される非日常性のせいでしょうか?
それとも、空と地面が飛行機によって結びつけられたような不思議な雰囲気のせいでしょうか?
あるいは、ジェットエンジンの大音響に圧倒されて魂が外部から揺すぶられているのかもしれません。
なかなか行く機会はないのですが、伊丹空港のスカイパークや、羽田、セントレア、伊丹の空港ビルの展望デッキで、ただぼーっと飛行機やそこで働く人や車を眺めていると、元気がでてきます。
日頃うつむき加減なのに、飛行機を見るときは否応なく上を向いてしまうことも効いているのかもしれません。
昼の空港も大好きですが、夜は夜で格別の美しさがあります。下の写真は羽田空港第2ターミナルビルの展望デッキの夜の様子です。
ここから見る景色は絶景です。多くの飛行機が動いていたり停まっていたり。また、あまりうまく写ってはいませんが、むこうには光り輝く東京の夜景がひろがっています。
新型コロナの影響で空港の活気は少なく、飛行機の数も本来よりはずいぶんと少ないのでしょうが、それでもさすがに羽田。圧巻です。
たくさんの飛行機を運行させるには、それぞれの役割を担う人や設備が完璧に機能する必要があります。
空港に魅せられる理由の一つには、統制美、とでもいうようなものもあるのかもしれません。
下の写真には、停止位置に飛行機を誘導する、マーシャラーという人(いまでは電光板にとって代わられて、ずいぶんと減ったようですが)と、機首のすぐ下で中にいるパイロットと通信している係員が写っています。
早くコロナ感染症が落ち着いて、空港が本来のパワーを取り戻してくれることが待ち遠しいです。
夜の8時だと、きっと本来の羽田空港はもっともっと活力に満ちているはず。
空港ビル内はひっそりと静まり返っていました。食べ物屋さんもほとんどが閉まっていて、あるべき活気はただ想像するしかありません。
ターミナル内で1枚写真を撮ってみました。美しく撮れましたが、いつもの羽田空港なら、こんなことしてたら多分、忙しく動き回る人々にドンってぶつかられて、「邪魔!」って文句のひとつも言われるのでしょう。
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