こんにちは、みどるさなぎです!
夜中のNHK教育の番組(最近このネタばかりですが)で、「2355」という、とてもシュールですが面白い5分間の番組があります。
その番組がどう良いか、の話はまた今度するとして、今回は、昨夜の放送の中でおやすみソングとして使われていた「球だから」という歌。
笹倉慎介さんという方が歌っている曲です。
歌詞はいたってシンプルで、打ち上げ花火はどこから見ても丸い、それは球だから。というもの(ただそれだけの歌・・・)
幼いころはもちろん、打ち上げ花火を球だと思って見てはいなくて、そらに丸く(円)広がる不思議なきれいなもの、という感覚でした。
目に映る平面の中で、中心から外周に向かった広がっていく模様、という認識。
そのうち、物理的なものの見方が身に着くにつれて(だと思うのですが)、当たり前のごとく、花火の広がりは球である、との認識になりました。
その間には、テレビでみた、花火の製作過程で、まん丸なボール状のものに火薬をつめてゆく光景も見ており、それも正しい「球」の認識の手助けにもなってたかもしれません。
でも、ね。
実物で、空に花火が打ちあがって、広がるのをみてると、頭の中の理解とは裏腹に、やっぱり、球を見ているという感覚とは違うんですよね。
やっぱり、平面にぷわーーっと広がる感じ。
優れたやつはこっち向いて近づいてくる感じはあるものの(それは、大きくなるイコール近づいてきている、という、頭の中の錯覚なのでしょう)、それにしても平面状の丸いかたまりが、こっちにぐわーーっと接近してくる感じ。
つまり、花火は球には見えないのです。
これって、人間の目のつくり、とか、脳のつくり、とかの問題なのかなあ。
星空だって、地球を囲むドーム状のものにそういう模様が刻み込まれたものだって、ずっと長い間しんじられてたんですよね。コペルニクスだかガリレイだかが暴くまでは。
花火程度の距離以上離れたものに対しては、立体を認識させることは、人間の目(脳?)にはできないのかもしれませんね。
・・・と、深夜番組で「球だから」を聞きながら、一人で異論を唱えていたのでした。
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