【ホント?ウソ?】ヴァイオリン スズキメソードの悪い噂・評判について 親の本音

音楽

子供に何か音楽の習い事をさせたい、という親にとって、ヴァイオリンは有力候補のひとつです。

「いろいろ調べたところ、「スズキメソード」というのがあるらしい。
 日本でも世界でもわりと有名な大きな組織で、ここ出身の有名な音楽家も何人もいるらしい。
 ネットでは「良い」という書き込みもある一方で、けっこう悪い評判も目にするぞ・・・」

この記事は、「スズキメソードの子供の親」の経験者が、ありのままを情報提供します

みどる
みどる

ごあいさつが遅れました。こんにちは、みどるさなぎです!

  • スズキメソードって一体どんな集団なの?
  • ネットではいろいろと悪いことも言われているので心配
  • 宗教集団みたい、って聞いたことがあって不安

たしかに、ネットで調べてみると、いろいろと心配になるような情報を目にします。

それらの中には、ホントのこともあれば、ウソのこともあります

また、ホントではあるけど捉え方がちょっと・・・というものもあります

では、解説していきますね。

この記事を書いているのは? ← 経験者(スズキメソードのヴァイオリンに子供を2人通わせた親)

僕には子供が二人いて、二人ともスズキメソードでヴァイオリンをやりました。

一人は残念ながら、中学受験でスズキメソード自体はやめてしまいましたが、成人になった今も趣味でヴァイオリンを弾き続けています。

もう一人は、今も、スズキメソードでヴァイオリンを習い続けています。

スズキメソードに通う子供の親を、通算18年間やった経験をもとに、解説していきますね。

はじめに スズキメソード(才能教育研究会)とはこんな団体

一般的に「スズキメソード」という通称で知られていますが、組織の正式名称は「才能教育研究会」と言います。

音楽家として大成させることを目的としておらず、音楽教育を通じて子供を感性豊かな立派な人間に育てる、という、創始者の理念が、この名称に表れています。

創立者の鈴木慎一というひとは、生涯にわたってヴァイオリンを通しての教育を研究しつづけてきた人で、その伝統は今もこの組織に引き継がれています。

最近でも、音楽的な脳を鍛えた人とそうでない人の、音楽を聴いたときの脳波の違いについて、東京大学の研究に協力した、という記事がありました。

スズキメソードでいう、ヴァイオリンを弾けるようにする考え方は、「母語教育」というものです。

日本に生まれ育った子は特別な才能がなくても普通に日本語をしゃべるし、アメリカに生まれ育てば英語をしゃべる。

それと同じように、音楽だってヴァイオリンだって、やる環境があって、意欲をうまく乗せてあげれば、どんな子供でも普通にできるようになる、という考え方です。

何も特別なことではない、と言っていますね。

このことについては、僕が解説するよりも、スズキメソードのHPの説明がとてもわかりやすいので、URLを載せておきます。

母語教育法|スズキ・メソードとは | 音楽教室スズキ・メソード
スズキ・メソード音楽教室のホームページ。ヴァイオリン、チェロ、ピアノ、フルート科、0~3歳児の教室案内や紹介。

【悪い噂1】宗教集団では?とかいう書きこみを見たことがあるけど? ⇐ ウソです

まず、正式名称である「才能教育研究会」という名前が、胡散臭く見えてしまう、という面はあると思います。

名称は、この組織が、音楽のプロを育成しようというのではなく、子供の才能を伸ばす、のを目的にしていることと関係しています。

みどる
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宗教集団、というのは全くあてはまらないのですが、無理やりカテゴライズするなら「思想集団」(?)ですかね。

ただし、思想を強要されたり、普及活動を求められたり、ということはないので、馴染むか、気にしないか、さえできれば、問題ありません

みどる
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いわゆる宗教集団であれば、他の人を勧誘する、というのが付いてまわりますが、スズキメソードではそういうのは無縁です。

名称の問題は、この組織の中でも認識はしているようで、どうやったら生徒数を増やせるか?の議論のときには、「名称変えた方がいいんちゃうん?」という意見はしばしば出てくるそうです(笑)。

たしかに、「ヴァイオリンを上達させたい!」というのが至上目的の人にとっては、この「才能教育研究会」という名前は違和感以外の何物でもないかもしれん。

〇〇音楽教室、とか、〇〇ヴァイオリン、とか名乗ったほうが、生徒をたくさん集められそうですね。

ただ、ヴァイオリンを教えてればいい、というだけではなく、子供の教育に対する思想的バックボーンがあるので、どうしても親に期待する(こうあってほしいと考える)ことにも一癖二癖はあります

そういう意味では、普通の(?)音楽教室とは異なるので、後々のトラブル回避のためには、この一見特殊な看板(団体のネーミング)はあったほうがいいかもしれませんが・・・。

【悪い噂2】変なスローガンを唱えさせられる? ⇐ ほぼウソです

「どの子も育つ 親次第」という掛け声があります。

これが、多くの人に警戒感やアレルギーを起こす一因になっていそうです。

みどる
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僕も、正直、これを初めて聞いたときは「は?なにそれ?」と思いました。

これも、実は「どの子も育つ 先生次第」「どの子も育つ 本人次第」と続いていくのですが、その真意はあまり知られていません。

前々項「はじめに・・・」でも書きましたが、才能の種はどの子にも同じようにあって、それを伸ばす環境がまわりにあるかどうかだけの違いだ、ということを述べています。

「どの子も育つ 育て方ひとつ」というのが、創始者「鈴木慎一」の基本理念です。

仕組みも、よく知らないまま横から漏れ聞くと、なんかヤバい集団に見えるのかも知れませんね。

で、このスローガンですが、昔は全国大会(後述)のときや、教室ごとのなにかのイベントの時には、唱和があったみたいです。

みどる
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スズキメソードのイベントは親同伴が原則なので、唱和は、親が創始者「鈴木慎一」の理念を確認する、という意味合いがあったようです。

僕は全国大会には20年近く前に一度観に行っただけなのですが、確かにそのときはこの「唱和」はあった気がしますが、最近どうなのかは知りません。

今の、普段のレッスンや教室のイベント(「演奏会」=子供の「発表会」に相当するもの)のときに、このような「スローガン唱和」というのは聞いたことがありません。

【悪い噂3】親がしんどい ⇐ 本当です

「どの子も育つ 育て方ひとつ」というのが、創始者「鈴木慎一」の基本理念です。

この基本理念で作られている組織なので、形式的にも、子供が入会するのではなく、親が会員になって、子供をヴァイオリンに通わせる、というスタイルになっています。

本部運営は、大きな大会や機関誌の発行、検定の実施、楽譜の発行や改定など、スズキメソード全体としてのことは行いますが、個々の教室のことは、先生と親に任されています

したがって、教室単位で行う演奏会(子供のの「発表会」に相当)のホール予約や準備、運営も、先生と協力して親がやらなければなりません。

みどる
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そのあたりが、ヤマハなどのような組織だった営利集団とは全く異なりますね。

つまり、こっちはお客さん、という意識は捨てないといけないわけですね。

後述しますが、「合奏練習」なるものもあって、そこには習いたての小さい子を楽しませるためのケアとかも要ります。

親同士のコミュニケーションの場でもあるので、練習後のお茶とお菓子、なんていう面倒くさい準備も必要だったりします。

先生に渡すレッスン代も、先生に直接渡したり振込をする教室もありますが、親の回り持ちの教室役員が集めて一括して先生に渡す教室もあります。

なんと面倒くさい・・・・。本部で自動引き落としにしてくれれば楽なのに・・・。

まあ、そうなんですが、音楽の世界では、謝礼を手渡し、というのはよくあることですね。

もっと上達して、プロの演奏家に師事してレッスンを受ける場合なんて、「お客様」どころか、お願いして教えていただいて、謝礼を払う、というのが当たり前ですから・・・。

つまり、スズキメソードはプロの演奏家のレッスンを受けるのと、営利団体の音楽教室のお客さんになるのの、ちょうど中間、という感じですかね。

【悪い噂4】費用が高い?変な上納金も? ⇐ 考え方次第です

前項でも書いた通り、本部機能は本部機能、教室は教室、という形に近いため、支払いも別々です。

先生に払うレッスン代は、本人のレベルと先生によって大小があります。

先生によりますが、始めたてのときは8,000円ぐらいから。卒業近くなって、モーツァルトの協奏曲とかやるようになると、レッスン時間も伸びて、12,000円/月とかになります。

「上納金」と揶揄されているのは、本部費用のことと思います。

前述したとおり、本部が果たす機能は教室の日頃のレッスンとは別モノなので、本部にかかる費用は、スズキメソードの会員として、レッスン代とは別に請求されます。

1,600円/月 とかですね。

その他、先生に遠方から通ってもらう場合には交通費、練習会場を借りてやる場合にはその賃借料、がかかり、それらを生徒数で按分した「教室費」がかかったりします。

それらはまさに教室ごとにまちまちです。

2,000円/月前後のところが多いようですが、都内だと5,000円/月とかするところもありますね。

みどる
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先生の自宅の場合はこれらはかかりません。まれに、親たちのうちで余裕のあるご家庭が、自宅の空き室をレッスン場として提供している場合もあります。

各教室ごとのレッスン代や諸費用は、スズキメソードのホームページから検索できますよ。

これらのほかには、検定代というのが、才能教育課程卒業までの間に合計7回かかります。

スズキメソードには、卒業制度というのがあって、「前期初等科」「初等科」「前期中等科」「中等科」「前期高等科」「高等科」「才能教育課程卒業」という7つの段階があります。

このそれぞれを卒業をして、次のステップに移るために、課題曲を演奏したものを録音して、本部の審査を受ける、ということが必要です。

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この録音曲は、それぞれのステップにおいてかなりハイレベルに設定されており、これを一定期間集中して練習することで、子供はグイッと成長します。

この検定の際に、本部に払う費用として、5,000円 がそれぞれ(トータル7回)かかります(最後の「才能教育課程卒業」は7,000円)。

月々の支払として、月1万円以上かかるのを、子供の習い事にしては高額すぎる、と考えるか、音楽をちゃんとやるには不可避な金額、と考えるかは家庭次第です。

1万円以下でお手軽であっても、質の悪いグループレッスンであったりして、弾けるようにもならないし、姿勢すらなってない、ということもよくありますからね。

【悪い噂5】いつまでたっても楽器の練習を始めてくれない? ⇐ 一部は本当です

僕の長男のときもそうだったのですが、はじめは決められた時間に行って、他の子供のレッスンを見てるだけ

これがしばらく続きます(期間は、その子の年齢などにも大きく依存します)。

その次は、床に足の形を描いた画用紙を置いて、立つ姿勢の練習が始まります。

ティッシュの箱をヴァイオリンに見立てて、首に挟んで、立つ練習

それらの間に、小林一茶の俳句を覚える、というのをやる先生もいます。

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これの効果は・・・?僕はちょっとわかりません。(多分、親として疑心暗鬼だったから、子供に根付かなかった・・・)

その長い期間の間に、親の方では不信感が高まってくるみたいです。

子供にとっては大切な期間であっても、親がそれを理解してくれるかどうか、の問題がある、ということですね。

先生に聞くと、その、ヴァイオリンを触らせてもらえない期間に、子供の「ヴァイオリンを弾きたい」という気持ちがどんどん高まってくる、ということです。

そこをひっぱるだけひっぱって、一番いいタイミングで楽器をもたせると、子供は抜群の食いつきをみせ、すぐに嫌になることなく根気よく練習に励むことになるそうです。

でも、その子のキャラにもよるでしょ?

もちろんそうです。あと、年齢にもよります。

7歳とか、わりと遅めに入ってきた子供には、もちろん、すぐに楽器をもたせるようです。

【悪い噂6】高額なヴァイオリンを買わされる? ⇐ ウソです

「系列の鈴木ヴァイオリンという会社から、高額のヴァイオリンを買わされる?」という心配の書き込みを見たことがあります。

これは、まったくのウソです。

確かに、スズキメソードの創始者である鈴木慎一の父親である鈴木政吉は、鈴木バイオリン製造という会社の創始者で、関連は深いようです。

但し、スズキメソードで、レッスンの先生からヴァイオリンを売りつけられる、という話は聞いたことがありません。

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ただ、結果として、我が家にある分数バイオリンは、「鈴木バイオリン製造」の楽器になりました。

1/16ヴァイオリン

小さい頃からヴァイオリンを始めるには、どうしても体の大きさにあわせて、楽器を持ち替えていく必要があります。

最も小さい、1/16バイオリンからはじめて、5段階ぐらいの分数ヴァイオリンを経て、そのあとでようやくフルサイズのヴァイオリンを手にすることになります。

フルサイズと1/16サイズ

分数ヴァイオリンも高価なものから、手ごろなものまでありますが、どうせ長くても2~3年しか使えないものなので、あまり張りこむ訳にはいきません。

始めたばかりで、そんなに音を鳴らしきることもできませんし、ほどほどの楽器にしておきたいですね。

鈴木バイオリンの分数バイオリンは、およそ5万円程度から、と、ヴァイオリンの中ではリーズナブルで、質もかなりいいので、これを選ぶ人は多いです。

5万円って、安いの?なんだか金銭感覚が・・・・

5万円の分数ヴァイオリンを5回買ったあとで、仮に50万円のフルサイズヴァイオリンを買ったとしたら、トータル75万円です。ピアノやエレクトーンは、もっとかかるんではないですか?

分数ヴァイオリンの間は、身体の成長にあわせて先生から楽器のサイズアップを勧められたときに、どんな楽器にするかを相談した結果、鈴木バイオリンを買う、となることが多いようです。

ちなみに、最後のフルサイズのヴァイオリンは、一生使うものですし、ここは質もこだわりたいので、人によってブランドも値段もまちまちです。

フルサイズのヴァイオリン

数百万円張りこむ人もいますが、大体は、楽器本体と弓とをあわせて数十万円台の人が多いようです(最低でも30万円は下回らないようにしたいところ・・・)。

この、フルサイズのときの楽器選択で、鈴木バイオリン製造を選んだ、という話は、僕の周りでは聞いたことがありません。

【悪い噂7】一曲目で多くの子供が辞めてしまう? ⇐ 辞める人もいます

1巻の楽譜

第1巻の最初の曲が、きらきら星変奏曲、という曲です。

といっても、あのモーツァルトのピアノ曲のきらきら星変奏曲のような芸術作品ではなく、初めてヴァイオリンを持った子供に基礎を叩き込むための編曲です。

皆が知っているきらきら星のメロディに、何種類かのリズムを載せたバリエーションを並べてあります。

最初は、「タカタカタッタ」。これをまだ左手で弦を押さえられないこどもに、右手の弓の動きだけ、ひたすら覚えこませます。

その間、足の形、立つ姿勢、ヴァイオリンを保持する角度、弓の持ち方、弓の運び方を徹底的に身につけさせます

そして、「タカタカタッタ」できらきら星のフレーズが全部できるようになったら、つぎは「タタッタ、タタッタ」です。

みどる
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僕の子供の先生は「ヨカッタ、ヨカッタ」で小さい子に覚えさせてました。

そのつぎは、「タッタカ、タッタカ」(しゅっぽぽ、しゅっぽぽ)、「タタタ、タタタ」(ばなな、ばなな)、「タカタカタカタカ」(キャラメル、キャラメル)。

そして、最後に、普通に「きらきらひかるー、夜空の星よー」のテーマリズムに戻ります。

これが全部できるようになるまでが、とにかく長い

早い子(かつ、早く進めるタイプの先生)でも4~5か月。長い子だと、7~8か月かかります。

まあ、初めてヴァイオリンを持つ、3歳やそこらの子供が、姿勢を正して、複数のリズムを正しく刻めるようにするんだから、長くかかるのは当然といえば当然ですね。

その間、子供(普通、なんでもすぐ飽きる)を、なだめすかして、その気にさせて、毎日お稽古をさせるんだから、親は大変です。

子供に癇癪を起させてしまうとこういった事故も起こります(折れた弓)

結局、この期間に親の方が、「これいつまで続くんやろ?ちいとも楽しくないやん」ってなってしまうと、ジ・エンドです。

みどる
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結局、親の根気と、先生への信頼がないと続きません。子供が辞めてしまう、というより、親が辞めさせてしまうんですね。

ここをクリアすれば、「ちょうちょう」「こぎつね」「むすんでひらいて」と、楽しい曲にどんどん進んでいくのですが、そこまで持つかどうかです。

【悪い噂8】合奏練習っていったい何よ?⇐ 賛否両論あります。

原則、月に一回、その先生の教室に通っている子供たちが一堂にあつまって、レッスンで練習してきた曲のうちの何曲かを、みんなで弾く、というイベントです。

上級の曲(といっても、中等科ぐらいまで)から始まり、一巻のきらきら星に向かって、楽譜の巻をさかのぼっていきます。

もちろん、上級の曲は上級の生徒しか弾けないので、最初は数人だけの演奏ですが、巻をさかのぼるにつれてだんだん弾ける子の人数が増えてくるので参加者が増え、最後は全員できらきら星をやる、という流れです。

いったい、どういう意味が?

ほとんどの子供は自分がいま練習している曲以外は、忘れてしまって弾けなくなっています。

本当に、子供は覚えるのも早いけど、忘れるのもあっという間ですからね。

こうやって、全員であつまって、過去に練習していた曲を弾くことで、今やっている曲以外も思い出して、レパートリーとして弾ける状態になります。

自分の腕が上達した後になって、以前の曲を弾くことで、その曲をやっていた時にはできなかった弾き方や、抑揚のつけ方、音楽性の加え方ができることに気づき、その子の音楽の幅が広がるきっかけになります。

また、下級の子は、上級の子の演奏を間近で聴くことによって刺激を受け、上達のきっかけになります。

みどる
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それもそうなのですが、なによりも親、ですね。閉塞感でやる気を失ってた親が、やる気(闘争心?)をもやすようになったりとか(笑)

ただ、最近は子供も忙しいですし(特に上級生)、親の仕事も多くなって負担も大きいので、あまり好まれていないケースもあります。

【悪い噂9】スズキ出身の子供は楽譜が読めない?⇐ 本当です。

これは、残念ながら本当です。

そもそもスズキメソードは、スタイルとして、何かを教える、というのではありません

環境として音楽があって、それに囲まれているうちに、自然と自分もできるようになる、という理想を追っています。

みどる
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先に説明した「母語教育」です。

先生や上級生の音を聴いたり、CDを繰り返し聴くことで憶えこみ、これに指の押さえる箇所の知識を付け加えることで、(どの子も)弾けるようになる、というやり方です。

なので、家に楽譜はあるけれども、子供は楽譜をみることなく曲をひけるようになってしまいます

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言い換えると、楽譜を読む訓練をまったくやりません。

まさに「母語」であって、話せるけれども識字はできない、という、原始的な形で、自然な姿ですね。

ただ、どの子も育つ=「母語は話せる」であっても、文字の読み書きができないのは現代社会では問題であって、音楽をやる人が楽譜を読めない、というのはそれと同じく問題です。

これは、スズキメソードの理念の裏返しとも言える、致命的な側面だと思います。

優秀な子供ほど曲の進みが早いので、小学生のうちに10巻の卒業曲まで行ってしまい、そういう子ほど、楽譜を読むことなく最後までいけてしまうようです。

逆に、進みの遅い子は、4巻とか5巻とかの頃に中学生とかになって、(ある意味)物心がついてしまい、紙面に記されたものなしには弾けなくなってきます。

そうすると、嫌でも楽譜を読まなくてはならなくなるので、苦労しながらも楽譜を読むということが身についてくるようです。

でも、小さい頃からずっと楽譜に親しんでいる子にはかないませんね。

みどる
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オーケストラの弦楽器って、すごい量の譜があります。すらすら読めないと練習ですごく苦労します。
僕が所属していたアマチュアオーケストラで、ヴァイオリンがすごく上手いのに、楽譜についていけない人がいました。
聞くと、スズキメソード出身者でした・・・・。

ただ、楽譜を読む練習は、カネを払ってスズキメソードでやらないといけない理由は全くないので、わかってさえいれば、自分で訓練すれば済む話です。

【悪い噂10】音楽家になれるわけではない? ⇐ 本当です

繰り返し述べているように、スズキメソードは、音楽教育を通じて子供を感性豊かな立派な人間に育てる、という理念の集団です。

なので、初めから、プロのヴァイオリニストを養成する、というのを目的にしていないのです。

でも、プロの音楽家になっている人もいますよね?

世界的なプロヴァイオリニスト、竹澤恭子さん、大谷康子さんとかはそうですね。

あと、ヴァイオリンの腕がどうかはおいといて葉加瀬太郎さんや、作曲家の久石譲さんも、歌手のさだまさしさんも、スズキメソード出身だそうです。

たしかにプロヴァイオリニストはいますが、そういった人たちは、早々にスズキメソードを卒業して、その後さらに、プロの演奏家に師事して研鑽を積んでいった人たちです。

そうであっても、基礎がないとプロのレッスンなんて遠い向こうの話ですから、スズキメソードで基礎を完成しているのが土台になっていますよね。

音楽家の世界はとても厳しくて、音大を出ていてもなかなかプロになれず、まったく別の仕事につくことになる人も少なくありません。

その音大に入るためには、ヴァイオリンだけではなくピアノや、音楽理論など、様々な能力と受験テクニックが必要です。

スズキメソードはもちろん、そういうことを身につけさせるカリキュラムを持っていませんから、プロになることを目指すなら、早い段階で音大受験ができるための教育を受ける必要があります。

みどる
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プロへの厳しい道のりを目指すなら、スズキメソードはあくまで、初期の音楽への入り口、ということですね。

そもそも、楽譜読めないプロって、存在しえないですしね・・・・。

まとめ スズキメソードの評判はいろいろだけど・・・

この記事では、スズキメソードに関して、あえていろんな悪い噂を取り上げて、実際のところを説明しました。

本当のこともあり、まったくのウソもあり。本当ではあるけれども、捉え方なんかおかしい、ということもあり・・・。

お子さんをどこでヴァイオリンを習わせるか、の参考にしていただければと思います。

下記のような人にとって、スズキメソッドは良いと思います。

  • 鈴木慎一の理念(上記)に、特段、アレルギーはない。(別に心酔してなくてもOK)
  • 子供に、なにか楽器ができることで人生の幅を広げさせたい
  • 子供をプロの音楽家にしようとかいうつもりではない
  • 多少手間がかかることについては、親として覚悟はもっているつもり

スズキメソードに入会して、子供にヴァイオリンを習わせ、きちんと毎日練習させると、高校生ぐらいまでには、間違いなくしっかり弾けるようにはなります。

バッハやヘンデルやモーツァルトのヴァイオリン協奏曲のソロが弾けるようにはなり、「僕、ヴァイオリン弾けます」と言って恥ずかしくないぐらいのところまでは行けます

大学の学生オーケストラや、アマチュアの市民オーケストラなら、入ってすぐに1stヴァイオリンのパートに入って、舞台に立つことぐらいはできるでしょう。

ネットなどで悪い評判を目にすることもあるとは思いますが、それらに振り回されず、しっかりと、自分(親)と子供に合いそうかどうかで、判断するのがいいと思います。

では、またっ!

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